現在、日本で一番ワイナリーの数が多い山梨県は、日本ワインで唯一、GI Yamanashiという地理的表示が認められたワイン産地でもある。このGI Yamanashiについて、専門家によるシンポジウムと造り手をまじえてのテイスティングからなるイベントが、3月24日(土)、ベルサール渋谷ファースト(東京都渋谷区東1-2-20)にて開催される。主催は東京国税局。参加は無料。定員300人は抽選で選ばれる。

応募と詳細は、http://www.gi-yamanashi2018.com/から。

日本ワインの今後を占うブランド

2013年7月16日、国税庁は、ワインの地理的表示「山梨」を告示により指定した。法律で国際的に保護されるワインの産地は、世界にはたくさんあっても日本では、山梨が最初で、現在はまだ山梨だけだ。

アルファベットでGI Yamanashi(GIはGeographical Indicationの頭文字)とラベルに記されたワインは、山梨県産のブドウを100%使用していること、品種は、甲州、マスカット・ベーリーA、 ブラック・クイーン、ベーリー・アリカントA、甲斐ノワール、甲斐ブラン、サンセミヨン、デラウェアを使用していること、山梨県ワイン酒造組合が定めた「地理的表示における官能審査制度」により官能審査を受け、審査に合格していることが保証され、さらに

・補糖したワインのアルコールのパーセントは、14.5%以下とし、アルコール添加は禁止する。
・ 最低果汁糖度は甲州種14.0度以上、ヴィニフェラ種18.0度以上、その他の品種16.0度以上の原料を使用。ただし、気象条件に恵まれない年は1.0度下げる。
・ 山梨県内で醸造、容器詰めを行うこと。
・ アルコール度数は辛口が8.5%以上、甘口が4.5%以上。
・ 品種名をラベルに表示する場合、甲州種は100%使用していなければならない。甲州種以外は、国税庁の「果実酒等の製法品質表示基準」の告示に従い、85%以上とする。

というルールに従っている。

ラベルにはGI Yamanashiと明記される


約80と日本一ワイナリーが多い山梨県だからこその、そして今後の、山梨以外の日本ワインを占うこの制度について、地理的表示「山梨」管理委員会の委員長をつとめる、恩田 匠博士による基調講演、そして恩田氏のほか、独立行政法人酒類総合研究所の後藤奈美理事長、マンズワインの常任顧問にして山梨県ワイン酒造組合副会長の 松本信彦氏、フジッコワイナリーのチーフワインメーカー 鷹野ひろ子氏、イタリアレストラン「リストランテMASSA」のオーナー 神戸勝彦氏、株式会社たべるの代表 沢樹舞氏によるパネルディスカッション、さらに、造り手をまじえて、実際にワインがテイスティングできるイベント「地理的表示「山梨」ワインシンポジウム GI Yamanashiを聴いて唎く集い」が、3月24日(土)、13:30から16:30まで、東京のベルサール渋谷ファーストにて開催される。参加は無料で、応募は3月10日(土)に締め切られる。定員は300人。抽選によって決定するという。

山梨県産業技術センター・ワイン技術部主幹研究員・部長 博士(工学) にして、地理的表示「山梨」管理委員会 委員長でもある、恩田匠氏

パネルディスカッションのモデレーターをつとめるのは、独立行政法人酒類総合研究所 理事長 後藤奈美氏

マンズワイン株式会社の常任顧問であり、山梨県ワイン酒造組合 副会長でもある、松本信彦氏



フジッコワイナリー株式会社のチーフワインメーカー、鷹野ひろ子氏

株式会社たべるの 代表にしてワインスペシャリストかつ料理家の沢樹舞氏

イタリアン レストラン「リストランテMASSA」のオーナー、神戸勝彦氏



日本のワインの現状、造り手たちがどうこの制度と向き合っているのか、今後どうなってゆくのか、そしてもちろん、GI Yamanashiのワインはどんな味なのかーーこういったことをひとまとめに知ることのできる、貴重な機会となりそうだ。

応募と詳細は、http://www.gi-yamanashi2018.com/から。

この記事を書いた人

WINE-WHAT!? 編集部
WINE-WHAT!? 編集部
雨上がりの朝、届いたワインの雑誌。

焼き鳥とワインが結婚するってホントですか。

WINE-WHAT!?の表紙は笑っているだけ。

赤、白で、今回ロゼはないけど、

サンジョベーゼとかアシルティコとかが、

つくねとかねぎまとかに合わせて踊りだす。