1818年、マダム・クリコによって誕生したヴーヴ・クリコ 「ローズラベル」が今年、誕生200周年を迎えました。老舗シャンパーニュ・メゾンのハッピーな記念イヤーです、2018年は。

 

大胆かつ革新的な女性

ヴーヴ・クリコの「ローズラベル」が、今年200周年のアニバーサリーイヤーを迎えました。

初のブレンド法によるロゼ シャンパーニュである「ローズラベル」は、1818年にヴーヴ・クリコのメゾンにて誕生。

■商品名:ヴーヴ・クリコ ローズラベル
■希望小売価格:8,000円(税別)
■仕様:ヴーヴ・クリコ ローズラベル(750ml )1本
■取り扱い:全国主要百貨店 /ハイエンドスーパーマーケット

今から200年前、マダム・クリコは当時のロゼ シャンパーニュをこの「ローズラベル」によって革新するわけですけれど、まずマダム・クリコについて簡単に説明しておきましょう。

マダム・クリコの肖像画。

マダム・クリコこと、バルブ=ニコル・ポンサルダンは1777年にランスで生まれました。フランス革命が1789年だから、彼女は12歳で、自由・平等・博愛の洗礼を受けたことになります。1769年生まれのナポレオン・ボナパルトは彼女より8歳年上です。

バルブ=ニコルは社会的地位のあるバロン・ニコラス・ポンサルダンの娘であったことから、当時の優れた教育を受け、1798年にメゾン・クリコの創設者であるフィリップ・クリコの息子のフランソワと結婚する。ところが彼は1805年に亡くなってしまう。

女性がビジネスの世界で重要な役割を果たせなかった時代に、27歳という若さで寡婦(ヴーヴ)になってしまった彼女は、夫の事業を継承する。

マダム・クリコの性格は、大胆かつ革新的。ワインの品質のこととなれば妥協せず、「ルミアージュのテーブル(動瓶台)」を1816年に発明し、シャンパーニュを澄んだものにしただけでなく、その2年後に初のブレンド法によるロゼのシャンパーニュを誕生させたのです。彼女の同業者はその貢献を認め、彼女をシャンパーニュ地方の「ラ・グランダム(偉大なる女性)」と呼んだそうです。

1816年にマダム・クリコが発明した「ルミアージュのテーブル」。

問題のロゼ シャンパーニュについて。当時、ロゼ シャンパーニュはエルダーベリーの抽出物を混ぜる着色法により製造されていました。

エルダーベリーElderberryとは、スイカズラ科ニワトコ属のエルダーという落葉低木植物の果実のことです。とネットで検索すると出て来ます。どうも、ベリーの一種のようです。初夏に白い花を咲かせ、その花はマスカットのような甘い香りが特徴で、その後、ビルベリーによく似た黒色を帯びた紫色の果実をつけます。

ビルベリーってなんだ? という疑問をお持ちかとも思いますが、ここでは先を急ぎます。

マダム・クリコはこのエルダーベリーによる色付けシャンパーニュに満足しなかったのです。「我々のワインは口も目も喜ばせるものでなくてはならない」。マダム・クリコはそう書き記しているそうです。

彼女にはアイディアがありました。それは自身お気に入りのシャンパーニュ地方「ブジー」の畑のブドウから赤ワインをつくり、この赤ワインを白ワインとブレンドする、というものです。もちろん彼女は実行します。その結果、際立った個性を放つロゼ シャンパーニュ「ヴーヴ・クリコ ローズラベル」が誕生したというわけなのです。

現在のヴーヴ・クリコのセラーマスター(最高醸造責任者)、ドミニク・ドゥマルヴィルはこう語っています。

「ヴーヴ・クリコではいまでも、200年前にマダム・クリコが生み出したのと同じ方法で、赤ワインをブレンドしてロゼ シャンパーニュを作っています。このヴーヴ・クリコ伝統のサヴォアフェールによって、力強さとエレガンスを兼ね備え極めて緻密なロゼ シャンパーニュを作ることができるのです」

というわけで、ささ、カンパイといこうではありませんか。「偉大なる女性」に敬意を表し、ヴーヴ・クリコ「ローズラベル」誕生200周年をお祝いして。

商品概要

ヴーヴ・クリコ ローズラベル

クラシックなピノ・ノワール、エレガントなシャルドネ、そしてまろやかでフルーティーなムニエをブレンド。そこに選りすぐりの黒ブドウから抽出した豊かな赤色のリザーヴワインをブレンドします。フレッシュでありながら、すばらしく芳醇な味わいを持つ、フルーティーで魅惑的なシャンパーニュは気軽に楽しむことができ、エレガントなシーンに最適です。

ノーズはエレガントでたっぷりした香り。新鮮な赤い果物(ラズベリー、野いちご、チェリー、ブラックベリー)のアロマに続き、ドライフルーツやウィーン風ペイストリー菓子(アーモンド、アプリコット、ブリオッシュ)のこうばしい香りが続きます。

口に含むとまず感じるのは新鮮さ。そのあと、フルーティなハーモニーが続きます。エレガンスとスタイリッシュさのバランスが完璧の、最高のヴーヴ・クリコスタイルのロゼ シャンパーニュです。



ブレンド
ヴーヴ・クリコ ローズラベルは、50~60種類のブドウから造られるヴーヴ・クリコのイエローラベルの伝統的ブレンド率(ピノ・ノワールが44~48%、ムニエが13~18%、シャルドネが25~29%)をベースに作られます。数回(普通は5回か6回)の収穫で採れたブドウから造られるリザーブワインを30%~40%の割合でブレンドすることで、常に変わることのないメゾンのスタイルを表現することができます。年代物のワインは、各畑毎にその個性的な品質とヴィンテージを維持するために、別々に保管されています。さらに、黒ぶどうが原料の赤ワインを12%~13%ブレンドして完成します。ブレンドされたワインはボトル詰めされ、出荷までセラーで3年間の眠りにつきます。

この記事を書いた人

WINE-WHAT!? 編集部
WINE-WHAT!? 編集部
雨上がりの朝、届いたワインの雑誌。

焼き鳥とワインが結婚するってホントですか。

WINE-WHAT!?の表紙は笑っているだけ。

赤、白で、今回ロゼはないけど、

サンジョベーゼとかアシルティコとかが、

つくねとかねぎまとかに合わせて踊りだす。