札幌から電車で最短32分。にしん漁と石炭の積み出し港として栄えた北海道・小樽は、いまも独自の魅力を放つ北の玄関口。地域密着型サイト「札幌100マイル」編集長のオサナイミカが選んだ、話題のワイナリーと、飲食のお店4軒をイッキにご紹介します。小樽グルメ、行くならここだねー! そだねー。

01 オサワイナリー

これ以上ない理想的な場所

小樽駅から徒歩7分の場所に、OSAWINERYが誕生したのは2015年のことでした。

こんな街中にワイナリーが?

築100年近くたっているという石蔵。その1階が醸造所、そして2階にはショップと有料試飲ができるカウンターがあります。洗練されたお洒落な空間です。

「建物は古いですが、以前のお店が革製品のショップで、その時の内装を活用させてもらいました」

と、醸造家の長直樹さん。  

ふらりと立ち寄れるからこそ、この場所に醸造所を構えたそう。長さんは福岡県出身。香り高いぶどうのできる適地を探して全国を尋ね回り、最終的にたどり着いた場所が小樽だった。

郊外の余市町や二木町にブドウ畑が広がる、道内の一大産地。畑にも近く、自然豊かで食文化のレベルも高い。これ以上ない理想的な場所だ。  

オサワイナリーはブドウの香りを生かすため、白とロゼのみ。現在は、余市町のブドウ農家から仕入れた原料をもとに醸造しているが、3年前、小樽市塩谷に植えた自社のブドウでの醸造もこの秋からスタートする予定。名実ともに“小樽産ワイン”が誕生する(リリースは2019年)。  

長さんと奥様の2人で作業の合間に営業しているため、2階がオープンしているのは木~土の13:00~19:00までと短時間。収穫時期になると作業量も増えるため、オープン日はさらに少なくなるが、一度は訪れてもらいたいワイナリーだ。






長 直樹さん
20歳の時に福岡の酒屋でのワイン会に参加。その時にワインの世界の広がりや深さに感銘を受け、ワインを仕事にしたいと思う。大学を1年間休学し、イタリア全土をバックパッカーで周り、土地のワインと郷土料理を体験。日本に戻り、ワイン商社やソムリエの仕事を経験した後に、ワイン造りを始める。
「北海道のワインは、これからさらに多様化していくでしょうね。恵まれた栽培の環境と土地の広さに加え、いろんな考えや経歴を持った造り手が増えたり、新たな産地が出来たりと可能性は無限に広がります。個性を持った小規模ワイナリーが増えている点も面白いと思います」













小樽で作るからにはやはり海鮮や寿司というキーワードは外せない。そういう思いで誕生したのが、“tabi”というワイン。小樽発祥と言われている「旅路」というブドウ品種でつくるtabiは、シュッとキレのある辛口の白ワインで、寿司と合わせるとその美味しさの本領が発揮される。

オサワイナリー
小樽市色内1丁目6-4
ワイナリー2階にショップと試飲カウンター併設
営業時間 毎週木曜日〜土曜日13:00~19:00
秋の仕込みの時期は不定休
osawinery.com





この記事を書いた人

WINE-WHAT!? 編集部
WINE-WHAT!? 編集部
「なんでこんなにうまいんだ!」


「フランスやイタリアの真似をして、たんにコピーをつくったところで尊敬は得られない。自然とどう関わるか」


「ワインも生きている。ブドウも土も、どれも」


「大事なのはひとの問題なんです」


「マニフィーク」



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