ワインの都ボルドーに旅するのなら、AOCペサック・レオニャンを見逃す手はない。街の中心から近くて、訪問者大歓迎のシャトーばかり。あのシャトー・オー・ブリオンだって、事前にアポをとれば誰でも見学できるのだ!

協力:グラーヴワイン委員会

コスパがいい

近年の再開発で、ボルドーは一躍世界的な観光地に躍り出た。街中はトラムが縦横無尽に走っていて移動しやすく、若者で賑わうワインバーが目抜き通りに建ち並ぶ。かつては街を完全スルーで郊外の各産地へ直行していたワイン好きも、市内でワインショップを跳び歩き、郊外でシャトー見学三昧、と両方楽しむようになってきた。

そこでオススメしたいのが、ペサック・レオニャンである。ボルドーというと、多くの人はメドックやサンテミリオンに注目しがちだが、ペサック・レオニャンなら市の中心から電車や車で15分ほどの距離にある。「ボルドー五大シャトー」のひとつであるオー・ブリオンや、レストランやホテル、スパまで揃うスミス・オー・ラフィット、と訪問しがいのあるスポットだって目白押しだ。限られた日程のなか、移動時間も短縮できる。

市内のレストランの95%では、必ず1種類以上のペサック・レオニャン産ワインが常備されているとのデータもある。「味のバランス、価格とのバランスが優れている」と支持され、ボルドー内での人気No.1をキープしているのがペサック・レオニャンなのだ。




そう、オー・ブリオンは例外的に認められたものの、基本的にメドック格付けで知名度を高めたシャトーが位置するメドック地方ではないこともあり、AOCペサック・レオニャンはちょっぴり地味な存在に甘んじてきた。

メドックよりワイン造りの歴史は古いが、AOC認定が1987年と比較的新しいせいもあるだろう。裏を返せば、むやみに有名で値が上がらない分、コスパがいい。その利点を地元ボルドー人が見逃すはずもなく、全生産量のうちジロンド県内での消費率が32%と非常に高い。

西に流れるガロンヌ川のおかげで霜の害を受けにくく、東の森が強風をさえぎり湿度を調整、とブドウの栽培環境は抜群。現在は72のシャトーが個性を光らせ、そのうち16シャトーはクリュ・クラッセ・デ・グラーヴに認定されている。

パックツアーに飽き足りない、とお考えだったら、オリジナルのルートで予定を組んでみてはいかがだろう。セラー見学だけでなく試飲、食事、買い物、さらには宿泊まで、ペサック・レオニャンのシャトーを満喫する。

残念ながら旅行するヒマがない人は……この特集ページを眺めながらペサック・レオニャンのワインを飲んで、妄想旅行をお楽しみください!



いざシャトー巡り! のコツ





事前アポが必要なシャトー多し
行きたいシャトーが決まったら、まずは公式HPなどをチェックして事前に予約が必要かどうか確認を。予約するなら、時差を気にせず連絡がとれるEメールがオススメ。基本的にフランス語のほか英語が通じる。

スケジュールには余裕を持って
各シャトーの見学試飲は、多くが1~1時間半程度。ただ、随時立ちどまって記念撮影、次のシャトーまでのルートがあやふや、などの不確定要素を考慮すると、「1日5軒訪問」なんて過密な計画はキビシイと心得よ。

シャトーでワインは買えない!?
併設ショップでワインを直接販売しているシャトーもあれば、ワインはすべてネゴシアンに渡すので直売は行わないオー・ブリオンのようなシャトーもある。また、直売が一番安いとは限らないことも知っておくべし。





この記事を書いた人

WINE-WHAT!? 編集部
WINE-WHAT!? 編集部
ブオンジョルノ! ミ・キアーモWINE-WHAT!?やでなも。

コメスタイ? ベーネベーネ。

アモーレマンジャーレカンターレ、モールト呑んでたもーれ!

サンジョベーゼネッビオーロ、ボーノボーノ。

WINE-WHAT!?買ってくださーれ! グラッツェ。