チリのスーパープレミアムワイン「セーニャ 2015」が世界的に著名なワイン評論家ジェームズ・サックリングから100点満点という、これ以上ない高い評価を得たのを記念して、セーニャの創設者で経営者のデュアルド・チャドウィック氏が来日、その祝賀イベントがさる3月7日、東京のグランドハイアット東京で開催された。

 

ボルドーブレンド+カルメネール

世界的に著名なワイン評論家ジェームズ・サックリングが自身のサイトJamesSuckling.comで「セーニャ 2015」に100ポイントを与えたのは2017年5月末のことである。サックリングのランキング中、セーニャとしては初、チリワインとしては2016年のヴィーニャ・エラリスの「ヴィニェド・チャドウィック 2014」以来、2度目となる。

1995年の初リリースから数えて21年目。人ならば、チリでは成人になる年に達成したセーニャのこの快挙を祝うべく、創設者で社長のエデュアルド・チャドウィックが来日し、その祝賀イベントをさる3月7日、東京のグランドハイアット東京で開催した。

エデュアルド・チャドウィック氏。

ワイン・ジャーナリストとソムリエ約60名が参加したマスター・クラスで、チャドウィック氏によるプレゼンテーションに続き、セーニャの6つのヴィンテージの垂直試飲が行われた。


まずは、1996、2003、2004、2009、2013、2015の6ヴィンテージを垂直試飲。

いずれもカベルネ・ソーヴィニヨン主体、チリのアイデンティティであるカルメネールがブレンドされるが、98年はメルロ、その後カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドが加わり、04年にはボルドーブレンド+カルメネールの5品種になる。

12年からアルゼンチンの要素を含むマルベックがフランに取って代わり、南米ならではのアンデスブレンドに。

最高の年と評価された2015年はメルロが11年ぶりに抜け、カベルネ・フランが復活した。ひときわ洗練された味わい、黒い果実の凝縮感にコーヒーの香り、シルキーさ。ゲストの岩田渉は、「既に完成されているものの、熟成ポテンシャルも高く、10年20年先が楽しみだ」と語った。

日本ソムリエ協会主催全日本最優秀ソムリエコンクール2017年優勝者の岩田渉氏。


ディナーでは1997、2004、2009、2011、2015を料理とともにテイスティング。鴨肉からスタートする、赤ワインで通すためのメニュー構成で、ベースはフレンチだが和の素材も取り入れ、えぐみのあるタケノコやフレーバーの強い秋田セリをあしらうことで、セーニャが持つ要素と完ぺきなバランスを産んでいた。



2009年、2011年に合わせて供され、見事に調和した「ハーブでマリネした子羊のグリル 筍と芹 セミドライトマトのサラダ ミモレットチーズのシェーブ」。

セーニャのプロジェクトは、1991年にヴィーニャ・エラスリスの跡継ぎ息子であるエデュアルド・チャドウィックがロバート・モンダヴィ夫妻のチリワイン生産地訪問をアテンドしたことに端を発する。チリワインのフラッグシップを作りたいと考え、4年後の95年にモンダヴィとの共同開発でセーニャを生み出した。

しかし、チャドウィックには、セーニャが国際舞台で高い評価を得ているという実感はなかった。そこで、カリフォルニアワインの名声を世界に轟かせた1976年のパリ・テイスティングに着想を得て、ボルドーやイタリアのトップワインと自身のワインとを並べてブラインドで専門家に評価させた。2004年のベルリン・テイスティングだ。


結果、ヴィニェド・チャドウィック2000年とセーニャ2001年が1位と2位を獲得。

彼はこの結果に慢心することなく、今度は更に熟成のポテンシャルを証明するために、セーニャの垂直テイスティングを世界各地で行う。

奇しくも東京イベント開催の3月7日、イギリスのワイン専門誌「デキャンター・マガジン」でチャドウィックが「マン・オブ・ザ・イヤー2018」に選ばれたという速報が入る。チリのファインワインを世界に認めさせた功績を評価しての授賞だ。「これは自分への賞ではなく、チリへの賞だ」とトップランナーは語った。





この記事を書いた人

WINE-WHAT!? 編集部
WINE-WHAT!? 編集部
ブオンジョルノ! ミ・キアーモWINE-WHAT!?やでなも。

コメスタイ? ベーネベーネ。

アモーレマンジャーレカンターレ、モールト呑んでたもーれ!

サンジョベーゼネッビオーロ、ボーノボーノ。

WINE-WHAT!?買ってくださーれ! グラッツェ。