10 シャンパーニュ・カフェ アルベンテ 

造り手の考え方や個性的手法に注目して選ぶ

アルベンテ 
東京都渋谷区恵比寿西1-15-10 第6横芝ビル B1F 
tel.03-3464-2578
営業時間 17:00~翌4:00L.O. 日・祝日~翌2:00L.O.
休日 無休
※グラスシャンパーニュ 1,300円〜

左)J-Mセック ソレサンス・ブリュット 2014、右)フルーリー・ペール・エ・フィス エクストラ・ブリュット セパージュ・ブラン 2009

カフェ感覚で、一人でも大人数でも本格的なシャンパーニュが味わえる。

店長の北川大介さんは「生産者の考え方や個性的手法」に注目し、2本を推薦。1本目の「フルーリー(画像右)はネゴシアンながら、いち早く有機栽培に取り組むなど、先見の明がある。キノコやブリオッシュの芳醇な香りに心地よい熟成感。土地の力だけでなく、造り手の腕の確かさを感じます」

2本目のJ-Mセックは、RM界を大いに盛り上げた第2世代につぐ、第3世代とも呼ばれる気鋭の若手。最新式の卵型のコンクリートタンクを醸造に導入するなど、探求心旺盛なことで注目を浴びている。シャルドネのさわやかさとピノ・ムニエのフレッシュ感に、ピノ・ノワールの肉付きの良さのバランスが抜群だ。

ワインはテロワールを反映する、もっとも農業的なお酒である。だからこそ、表現方法やアプローチにつくり手の個性があらわれる。これら2本はそのことに気づく、よいきっかけになりそうだ。







11 コンフィアンス 

長くつき合いたい「ジョセフ・ペリエ」と「ドビ」

コンフィアンス 
東京都渋谷区恵比寿2-3-14 88ishikawa 1F
tel.03-6412-8411
営業時間 18:00~翌2時、金曜~翌4時、土曜15:00~24時
休日 日・祝日

左)ドビ ブリュット・ミレジム 2010、右)ジョセフ・ペリエ キュヴェ・ロワイヤル・ブリュット 2002

昨年9月、恵比寿に誕生した「コンフィアンス」。世代を問わずに利用しやすい店構えに、シャルキュトリーやポテトなど、お手頃価格のつまみを揃えている。

「大手とRM、それぞれの良さがあるので、ヴィンテージに注目して選びました」と店長の浦部知水(ともみ)さん。

「ジョセフ・ペリエ」は、「チビチビ噛みしめながら飲みたい、これならずっと浸っていられますね。インパクトではなく繊細さ、可愛い弟みたいな感じでしょうか(笑)。それに、ヴァーティカルで飲むと、2002年ってかなり可能性があるなと思っているんです」。

RMは個性が強すぎないことを重視した。「ドビ」は、アイ村のピノ・ノワールのポテンシャルを十分に発揮しながらも、重過ぎずに上品な仕上がり。しっかり主張のある1杯もいいけれど、普段飲みするならインパクト頼りではなく、柔らかさや優しさが心地よい。いずれも長くつき合いたい“浸れる”1本。confiance(信頼)という店名に込められた思いそのものにちがいない。







12 cave de Champagne DIVIN(ディヴァン)

ロゼ・シャンパーニュってこんなに面白い!

ディヴァン 
東京都渋谷区恵比寿西1-10-3トラストリンク恵比寿ビルB1F
tel.03-3461-1389
営業時間 18:00~翌4:00L.O. 日・祝日~翌2:00L.O.
休日 無休
※グラスシャンパーニュ 1,800円〜

左)アヤラ ブラン・ド・ブラン 2010、右)オリヴィエ・オリオ ロゼ・ド・セニエ 2010

しっかりディナーOKのリッチな料理に、締めの1軒としても使い勝手抜群の深夜営業あり。カウンター席もゆったり幅を取った配置のうえ、個室風の中二階にテーブル席も設け、ゆったりグラスを傾けられる。

ソムリエの中塚美紗都さんが最初に挙げたのは、比較的安価で高品質なシャンパーニュを生み出す産地として、近年急速に注目度を上げているオーブ(コート・デ・バール地区)のロゼだ。

「辛口嗜好の方が多いせいか、ロゼってどこか軽視されているような気がしますが、実際はしっかりドライなタイプが主流です。味わいが多彩で守備範囲が広いので、ぜひこれをきっかけに選択肢に入れていただきたいです!」と中塚さん。しっかりした骨格を持ちながらも繊細。ピノ・ノワールの上品さが存分に表現されている。

もう1本の「アヤラ」は、女性醸造家がシェフ・ド・カーヴに就任してから、よりエレガントで繊細な味わいに変化したという。

「大手でも変化が訪れるタイミングがあります。歴史だけでなく、その流れも感じられると飲み続けることの楽しさに目覚めると思います」





後編につづく

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