寿司とワインのマリアージュを身近に楽しむ。それは、世界がうらやむ日本人ワインラヴァーの特権である!
『WINE-WHAT!?』は2018年1月号(No.20)での「冬の陣」につづいて、2018年9月号(No.24)で「夏の陣」を開催。東京・築地の「すしざんまい」に5人のテイスターが集結し、「夏ネタ」の検証に挑んだ。「冬ネタ編」はこちら、ブの巻からプレイバック。

取材協力:すしざんまい 奥の院 
東京都中央区築地4-5-12 http://www.kiyomura.co.jp

 

テイスター紹介



柳 忠之(やなぎ・ただゆき)

ワインジャーナリスト。専門誌記者を経て1997年独立。以降、幅広い媒体にワイン関連の記事を寄稿する。鋭い視点と穏やかな笑顔、広い心で現場を見守る弊誌のブレーン&守護神的存在。実は、実家が神奈川県川崎市で魚の仲卸業を営んでいるため、学生時代より家業手伝いに勤しみ、現在も年末は「魚屋タダチャン」として極秘に活動中。本日は、通常のワインジャーナリスト・ポジションに加え、「魚屋」視点の二刀流で検証に参陣する。







富田葉子(とみた・ようこ)

ソムリエ、ワイン講師。レストラン勤務時代にMWのもとで薫陶を受け、その奥深さに魅了され講師の道へ進む。「ボルドーワインの騎士」、「サーブドール(シャンパン・サーベル)騎士」など書ききれないほどの叙任歴を持つ。2014年に「最優秀ベネシアンドール」を受賞し、シェリーの普及にも情熱を注いでいる。弊誌マリアージュ検証企画では、意外にもスベリを厭わぬ大胆なダジャレ・キャラ振りを披露し、ジワジワとコアなファンを獲得中。







松木リエ(まつき・りえ) 

シニアソムリエ、「SAKE DIPLOMA」、「WEST Level3 Certified」、ボルドーワイン委員会認定講師。「オテル ド ミクニ」、「タイユバン ロブション」などの名店を経て2006年に渡仏。帰国後「マンダリン オリエンタル 東京」ビヴァレッジ管理を務め、15年に独立。歯切れのよい語り口でワイン講師としても人気。今回、取材直前に訪れたギリシャ、サントリーニ島のワインをチョイス。24時間ワインのことを考えている熱い探求心で挑む。







太田賢一(おおた・けんいち) 

銀座「エスキス」ソムリエ。数々の名店でのサービス経験を経てオーストラリアに渡り、醸造現場で見識を広めた国際派。現在は「レコール・デュ・ヴァン」で講師を務めるほか、ワイン誌などのメディアでも活躍中。月に2~3回ほど「すしざんまい」を訪れ、グランドメニューを諳んじていると豪語する。北海道出身ゆえに、本企画に尋常ならざる情熱を注ぐ。一見スカしたクールなキャラに見えるが、実は体を張ってでも笑いが欲しいタイプ。







紫貴あき(しだか・あき) 

シニアソムリエ、ワイン講師。カリフォルニアでワインに携わり、帰国後「第10回ワインアドバイザー全国選手権」で優勝。ほかにも数々の難関資格取得歴あり。柔らかな雰囲気とやさしいトークで初心者への指導にも定評があり、これまでに多くの受講生をワイン資格合格へと導いた実績を持つ。今回、弊誌マリアージュ特集初登場ながら、鮮度抜群&美味なる魚介の宝庫、石川県金沢市出身ならではのキビシイ視点でジャッジを行う。





検証ルール

あらかじめ5人のテイスターに夏の寿司ネタとのマリアージュにふさわしいと予想されるワインを各3本選んでもらう。うち1本は幅広いネタに合うことが期待できる「オールマイティ」、残りの2本はネタを絞ってピンポイント狙いのアイテムとする。

こうして選んだ候補ワイン15本を、各テスターに3本ずつ担当してもらう。この際、公正を期すため、自選は除外する。そして、すしざんまいの職人さんが握る夏の寿司ネタ12種とのペアリングを責任を持って下記の4段階で評価する。

◎=感動的、新しい世界が広がる。
〇=合う。
△=合わないことはない。 
×=合わない。

その後、ネタ別に担当者の評価の高かったワインとのペアリングを全員でテイスティングし、「なぜ合うのか?」について徹底討論した。これは、既存のマリアージュ・セオリーからは導き出せない意外性のある結果について、ワインの専門家が戦わせた議事録である。

※提供可能なネタ、産地は時期によって異なります。





この記事を書いた人

WINE-WHAT!? 編集部
WINE-WHAT!? 編集部
「なんでこんなにうまいんだ!」


「フランスやイタリアの真似をして、たんにコピーをつくったところで尊敬は得られない。自然とどう関わるか」


「ワインも生きている。ブドウも土も、どれも」


「大事なのはひとの問題なんです」


「マニフィーク」



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