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「メチャクチャ暑かった2018年初夏に飲みたかった72本」 3,000円以下バリュー・ワイン・コンクール

WINE-WHAT!?読者テイスター6人による《ひとりでしみじみ》《ふたりでしっとり》《みんなでわいわい》金、銀、銅!

《ふたりでしっとり》部門 金賞

19 JSRトレーディング
ブタリ
クレティコス・レッド
2016[赤]

●生産国/地域:ギリシャ/クレタ島
●品種:コツィファリ、マンティラリア
●希望小売価格:1,800円

ブタリは、ギリシャの各地でワインを造る大手ワイナリー。クレティコス・シリーズは、クレタ島で造られる。クノッソス神殿近くに畑があることから、ラベルには神殿の壁画に描かれた「青の貴婦人たち」をあしらっている。土着品種ながら、生産自体は最新設備でモダンな造りを行う。

村崎 地中海の風を感じる、ライトな味わい。楽しい気分のまま飲める。
濵本 酸のあるミニトマト、鱧の炭焼き梅肉のせ、蕪の漬物などと合わせたい。
井上 熟成感あり。タンニンはしっかり存在しているものの、溶け込んでいてなめらか。軽やかで夏場でも飲み進められる。

20 明治屋
シャルル・ユング・エ・フィス
シャトー・サンオンジュ
2016[赤]

●生産国/地域:フランス/ボルドー
●品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン
●希望小売価格:1,500円

ボルドーの老舗であり大手のネゴシアン、J.J. モルチェ社が扱う多数シャトーのうちのひとつ。オーナーのユング夫妻は1993年に土地を購入後、改修を重ねながら白、赤、ロゼのワイン生産をスタートした。ブドウの平均樹齢は約20年。

村崎 飲み口はアッサリしているが、口中に甘味と心地よいタンニンが広がる。
濵本 黒すぐりが香り、若々しく青い。イノシシのローストにベリーソースを添えて。
井上 アメリカンチェリーやプルーンなど黒系果実がフレッシュに香る。酸もタンニンも軽やかで、重いワインは飲みたくない夏の夜、しっかりお肉のディナーに合わせられる。

21 ワイナリー和泉屋
ダニエル・ゴメス・ヒメネス-ランディ
ラデラス・デル・ティエタル
2016[赤]

●生産国/地域:スペイン/ピノス・デ・マドリ
●品種: ガルナッチャ100%
●希望小売価格:3,000円

グレドス山脈のアルベルチェ渓谷ゾーンに属するカダルソ・デ・ロス・ビドリオ村の複数区画のブドウを使用。100%除梗し、野生酵母にてコンクリートタンクで発酵。モンタージュを1日に2度行い、マセラシオン15〜20日間。コンクリートタンクで7カ月熟成。首都マドリッドに近いエリアで、地場品種のガルナッチャに注力。比較的高級なワインを生産しているが、こちらはお手頃バージョン。

村崎 はちみつが香り、飲み口は軽いが、ボディはしっかりとしている。梅雨の合間、友人とおしゃべりしながら大福とともに。
濵本 香りは甘くチャーミング。ペコリーノ・チーズたっぷりないちごサラダと。
井上 赤や紫系果実のコンポートを思わせる。重厚感はあるが、重すぎない。

22 フィラディス
ドメーヌ ド テール・ブランシュ
アルシミー
2015[白]

●生産国/地域:フランス/ロワール
●品種:ソーヴィニョン・ブラン100%
●希望小売価格:2,550円

サンセールに近いコトー・デュ・ジェノワは、サンセールと同様ソーヴィニヨン・ブランで白を造る産地。テール・ブランシュは1998年に醸造所と畑を購入後、畑での有機栽培を推進し、2014年を初ヴィンテージとしてようやくリリースをスタートさせた新顔だ。

村崎 とてもまとまりのある味わい。初夏の晴れた昼下がり、うなぎの白焼を肴に。
濵本 ミントティーのニュアンスあり。アラカルトがメインのイタリアンで、ハーブのサラダ、エビの冷製パスタなどと合わせたい。
井上 白い花、アカシア、はちみつのような香り。とても凝縮感がありエレガント。白身魚の天ぷらを桜塩で合わせたらおいしそう。

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