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第2回CORAVIN ブラインド テイスティング イベント

新製品 コラヴァン・モデル・イレブンは来年発売

ブルゴーニュのプルミエ・クリュが注がれた。

ブラインドテイスティング

プレゼンの後、ブラインドテイスティングとなった。テーブルの前にワイングラスが4つ並べられ、そこにワインが注がれた。すべて同じワインだけれど、このうちどのグラスに注がれたワインが2018年8月、2カ月以上前にコラヴァンをアクセスしたものか、を当てる。

でもって、グレッグさんから質問が3つ出された。

1. 酸化したワインはあったか?
2. ゲストに提供したくないワインはあったか?
3. 同じワインで2本開けた時、ボトルによる違い以上の差が4つのグラスで感じられたか?

1000ワイン以上のブラインドテイスティングで検証してきた。

2の質問はしていないそうだけれど、1と3については、ブルゴーニュ、ボルドー、リオハ、カリフォルニアなど世界のワイン専門家を相手にしてみた。ナパ・ヴァレーでのテイスティングでは3年前にアクセスしたワインを使った。けれど、1の質問に「はい」と手を挙げたひとはひとりもいなかった。楽しいイベントだったけれど、緊張した、とグレッグさんは顔を紅潮させながら言った。

注がれたワインをテイスティングしてみると、1と2の違いは記者にはわからなかった。ピノ・ノワールらしい華やかさでおいしいワインだと思った。3はちょっと違うような気がした。4もまたちょっと違う。う〜む。わからん。えーい、3に手を挙げよう! じつのところ、3の味が落ちるとか酸化しているとか、というのではなくて、1、2とは渋みが違うように思われた。あ、空気に触れていたほうが味が丸くなる場合もあるな、といま思った……。

テイスティングの参加者は27人。1番のグラスだと思うひと? というグレッグさんの問いに13人が手を挙げた。2番は11人、3番は記者を入れて14人、4番は13人だった。複数回答もアリだという事前の説明があったことけれど、まさかね、2度も手を挙げていたら当たるはずがない、と思った。

答は1と2がコラヴァンでアクセスしたワインだった。正解者が会場にひとりいた。偶然に当たる確率は14分の1だそうで、偶然では当たらない。素晴らしい舌の持ち主である。カリフォルニアのワインメーカーのイベントでは正解者ゼロだったという。パリのあるバーの関係者はテイスティングの途中で4つのグラスのワインをひとつのグラスに集めて飲み始め、「全部同じだから関係ない」と言ったそうな。

コラヴァンをアクセスして変化が出やすいのはピノ・ノワールと、オーストリアの白ワインに多いグリューナー・ヴェルトリーナーで、このふたつがコラヴァンにとってむずかしいからこそチャレンジしている、とグレッグさんは明言した。

実験に使われたワインの美味しさだけで、コラヴァンのファンになりそう。「ヴォルネイ プルミエ・クリュ カイユレ ドメーヌ・ルブルジョン・ミュール 2015」。

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