11月5日(月)、東京・元赤坂の明治記念館で、「ラングドックAOCワインとシュッド・ド・フランスのIGPワイン」と題した業界向けセミナーが開かれた。地中海に面した、世界で最も広い面積を誇るブドウ畑をもつラングドックワインは多種多様で、おいしい、ということがアピールされた。

CIVLのジェローム・ヴィラレさん。

ラングドックワインとは?

セミナーは3部構成で、まず、CIVL(Les Vins AOC du Languedoc/ラングドックワイン委員会)のジェローム・ヴィラレさんからラングドックワインについての紹介があった。



地中海に面したラングドック・ルシヨン地方には23万5000haのブドウ畑が広がる。これは世界最大の面積で、東西350kmにわたる。ブドウ栽培に適した地中海性気候で、沿岸部あり山岳部あり、地形も土壌も多様性に富んでいる。ブドウ畑が最初につくられたのは2500年前のローマの時代にさかのぼる。ラングドックはフランスのブドウ畑発祥の地なのである。

いまさらながら、セミナーのタイトルのAOC(原産地呼称)というのは「Appellation d’Origine Contrôlée」を表すフランス生まれの概念で、2009年からはAOCにヒントを得て生まれたEU共通のAOP(Appéllation d’Origine Protégée/原産地呼称保護)と呼ばれる用語に変わった、はずだけれど、現場ではほぼ同じものとして両方が使われているようである。AOCは村、地区、もしくは畑単位、IGP(保護地理表示)は地方を表す。対象とする地域が狭いほど、ワインの格は当然、上がる。



ラングドックワイン全体を見ると、AOCは全体の14%、IGPは60%、SIG(vins Sans Indication Géographique/地理表示なし)は26%で、つまり上と中のワインが74%に達している。ラングドックはフランス最大の高品質ワインの生産地で、AOCとIGPを足したブドウ畑の面積はボルドーの3倍、コート・デュ・ローヌの4倍に達するという。



さらにAOCは3階層に別れていて、上から、クリュ、グラン・ヴァン、AOCラングドックと格付けされている。グラン・ヴァンは現在、決定している地区のほかに選定中の地区が12ある。ラングドックは、品質の向上のためにAOCの認定を積極的に取り始めたのが最近で、そういう意味ではものすごく古くて新しい産地なのだ。





この記事を書いた人

WINE-WHAT!? 編集部
WINE-WHAT!? 編集部
我輩は「WINE-WHAT!?」である。名前は「WINE-WHAT!?」である。誰がつけたかとんと見当がつかぬ。

ワインホワット?

「WINE-WHAT!?」である。にゃ〜。