Peller Estates Winery
290 John Street East, Niagara-on-the-Lake, Ontario
tel.+1 905-468-4678
www.peller.com

カナダを代表するスターシェフのレストランが目玉 

「ペラー・エステーツ・ワイナリー」

小泉元首相も立ち寄ったということでも知られる「ペラー・エステーツ・ワイナリー」は、レストランも併設している比較的大規模なワイナリー。

レストランでは、カナダを代表するスターシェフ、ジェイソン・パーソン氏が、地元ナイアガラの食材を使った「ナイアガラ・キュイジーヌ」を提供してくれるとあって、レストラン目当てに通うゲストも多い。ワイナリー巡りの第一歩としておすすめだ。



ワイナリーに併設されたレストラン(Peller Estates Winery Restaurant)では前菜からデザートまで、おすすめのワインと料理のペアリングを提案してくれる。

併設ショップでは、テイスティングの時間もたっぷり確保して、自分好みの1本を探したい。街中のリカーストアに降ろさないワインも多いので、気になるものは即購入。

アイスワインに用いられるブドウは、ヴィダルとリースリングが多いが、近年カベルネ・フランを使った赤いアイスワインも作られている。



Reif Estate Winery
15608 Niagara Parkway, Niagara-on-the-Lake, Ontario
tel.+1 905-468-7738
reifwinery.com

ドイツで13代続く名門が1982年に創業

「レイフ・エステーツ・ワイナリー」

「レイフ・エステーツ・ワイナリー」の歴史は、ドイツのノイシュタットで始まった。エヴァルト・レイフさんがナイアガラ・オン・ザ・レイクにワイナリーを創業したのは1982年のこと。現在は甥のクラウス・W・レイフさんに引き継がれている。

クラウス・レイフ(Klaus Reif)さん。

レイフ・エステーツ・ワイナリーはカナダで最も早くアイスワインを造り始めた先駆者的存在で、1984年には最初のアイスワインのヴィンテージを生産。1987年にワイン評論家のロバート・パーカー・ジュニア氏によりヴィダルのアイスワインが年間トップ10のひとつに選ばれ、これまでに100以上もの賞を受賞している。

アイスワインは、マイナス8度以下で収穫されたものではならないという厳格なルールが設けられている。コントロールできない自然環境や、人の手による収穫など、コストもリスクも高いのだが、「世界でも限られた土地でしか作ることができないアイスワインを作るという使命感がある」というクラウスさんの言葉が印象的だった。

アイスワインが初めて生産されたとされるのが1794年のドイツといわれているが、ドイツの老舗ワイリーが、ナイアガラでアイスワイン造りに情熱を傾けているというところに、ダイナミックな広がりを感じた。

20年以上に渡り、カナダのアイスワイン造りの先駆者として高品質のアイスワインを造り続けている。受賞年のワインだからといって価格を上げて販売することはない。



Ch.teau des Charmes
1025 York Rd., Niagara-on-the-Lake, Ontario
tel.+1 905-262-4219
www.fromtheboscfamily.com

フランスの伝統手法でつくるフランス系ワイナリー

「シャトー・デ・シャルム」

フランス・アルザス地方で7世代前からワイン造りを行なっていたボスク家のワイナリー「シャトー・デ・シャルム」。バーガンディー大学で醸造学を修め、アルジェリアの大手ワイナリーで働いていたポール・ボスクさんが、1962年のアルジェリア独立を機にカナダに移住、当時はまだ広まっていなかったヨーロッパのブドウ品種を栽培し、ファインワインを作ろうと考えた。

自らのワイナリー「シャトー・デ・シャルム」の設立は1978年。熟成する樽にはブルゴーニュの森のオークを使い、すべてフランスから輸入するという徹底ぶり。

それにしても、ペラー・エステーツの創業者はハンガリー出身、レイフ・エステーツはドイツで、こちらはフランス。さまざまな国にルーツを持つ移民がワイン造りをすることで、個性豊かなワイナリーが存在しているところがカナダらしい。

シャトー・デ・シャルムの目玉は、ブドウの当たり年にしか作らない「エキュリアス」。オーナーこだわりの赤ワインで、カベルネ・ソーヴィニヨン50%、カベルネ・フランとメルロが25%ずつというクラシック・スタイル。どっしりとした重みが特徴だ。

ナイアガラ・オン・ザ・レイクは、フランスのボルドーやバーガンディー地方とほぼ同じ北緯41度から44度にあり、「ナイアガラ エスカープメント」という高さ200メートルの丘陵地がオンタリオ湖と並列に連なることで、湖から吹く風がぶつかって空気が循環し、ブドウの栽培に適した気候をもたらしている。

ポール・ボスクさんは、1960年代にカナダにやってきて、15年にわたってこの地の気候を調べ、ワイン造りに最適なことを確信してワイン造りを始めたそうだ。



シャトーというだけあり、優雅な建物が目を引く。ブドウ畑を見渡すテイスティングルームや地下のワイン貯蔵庫も充実。日本人スタッフも勤務しており、日本語で詳しく説明を聞くことができるのもうれしい。

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WINE-WHAT!? 編集部
WINE-WHAT!? 編集部
(『猫』の次は『三四郎』より抜粋。あ、中身とは関係ありませんでした……) 

三四郎は鞄と傘を片手に持ったまま、あいた手で例の古帽子を取って、ただ一言、
「さよなら」と言った。女はその顔をじっとながめていた、が、やがておちついた調子で、
「あなたはよっぽど度胸のないかたですね」と言って、にやりと笑った。