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夏の思い出に ブルゴーニュグラスで

ライムの皮を切った時の香り、グレープフルーツ、貝殻、白コショウ、白桃、洋なしの香り。

とても柔らかな淡いレモンイエローの液体が舌の上にやわらかく乗り、出汁を含んでいるかのような、まろやかな旨みが広がり、酸味とミネラルが何とも奥ゆかしく追いかけてくる印象。

日本の食卓になじむ甲州のような優しさを感じながら、実は14%のアルコール。しっかりと支えてくれる安心感が、オイル系のパスタから魚介の旨みがしみ込んだクリームパスタ、甘みのある野菜のフリット…
合わせてみたくなる食材が浮かび、このワインに向き合うほど、食事とのペアリングをそそられる。

「緑いっぱいの公園の樹の下で、読書しながら」
「週末のランチに」
「川や山に遊びに行った時」
夏休みの思い出を一緒に作ってほしい、そんなワイン。

このワインの正体は、イタリアの最北の州、トレンティーノ・アルト・アディジェ南部 トレントのピノ・グリージョ。
・生産:LAVIS社
・ワイン名:リトラッティ ピノ・グリージョ 
・インポーター:ヴィーノフェリーチェ 

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ラヴィス社のワインは、この美しいブドウ畑から生まれる

エチケットが綺麗で、飲み終わったボトルを捨てられずに困っています。
『アルプスの真昼』(1891)
この画を手がけるのは、画家 ジョヴァンニ・セガンティーニ(1858~1899)

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19世紀イタリア、スイスを代表する世界的にも有名な画家です。
トレンティーノ・アルト・アディジェ州 トレントの小さな村アルコに生まれ、幼少期は家族の関係で不遇な時代を過ごし、17歳でブレラ美術大学に入学。28歳の時スイス・アルプスへ移住。色彩分割技法を用いてアルプスの風景やそこで暮らす人々を描きます。41歳に急逝するまで、自然に象徴的な内容を交えてアルプスの風景に強く光り輝く絵画を残しました。日本では2011年に彼の作品60点を集めた展覧会が開催されています。

LAVIS社は800人のブドウ農家たちが一人1haの畑を任されます。「ラヴィス」「クリュ」「リトラッティ」の3つのラインナップに分けられ、ラヴィス、リトラッティシリーズには個性の光る画家の画がエチケットに。
その中でも、このリトラッティシリーズは、環境保護を第一に考えた畑づくりの下、栽培の全メンバー中プロ中のプロ栽培家の上質なブドウを使用した、LAVIS社のフラッグシップワイン。
ちなみに、リトラッティ シャルドネに描かれた彼の画は、1億円で落札された経緯もあるのです…!

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ラヴィス社の美味しいワインは、ブドウ栽培の名人たちが作り出す

これだけのこだわりと個性がありながら、フラッグシップシリーズも¥3,300(上代  2011ヴィンテージ)

ブルゴーニュグラスで、決して冷やしすぎずに、目を閉じて自然を感じながら飲んでほしい!
夏の自然の中、思い出と一緒に。

この記事を書いた人

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西尾香里
株式会社いまでや BtoC営業部(2016年4月入社)
学生時代のアルバイトでワインに出会い、その奥の深さと個々のボトルに込められた思いの素晴らしさに感動。以降ワイナリー訪問、大学生ワイン会開催などを経験。
いまでやは、酒を通し豊かで幸せを感じる食文化を提案する酒販店です。関東圏の飲食店様そして一般のお客様へと、幅広く食のシーンに寄り添う物語のあるお酒の提案を行っております。
お酒の感動を届けるために日々学んでおります。どうぞ宜しくお願い致します。
・一般社団法人 日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート(2014年取得)
・ 日本ワイン協会認定  日本ワイン検定2級(2016年取得)

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