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北海道の北斗市でグランポレールの新ヴィンヤード植樹式

初リリースは2022年を予定

2018年4月に発表された「グランポレール北海道北斗ヴィンヤード」の植樹開始を記念し、さる5月15日、「植樹式」が開かれた。トラピスト修道院が123年前に開墾した土地で栽培するブドウで、「グランポレール」をおよそ1万ケース分をつくる。

ずーしーほっきーもやってきた

植樹式には、北斗市公認キャラクターの「ずーしーほっきー」も駆け付けた。キモカワを狙ったこのゆるキャラは、公立はこだて未来大学の学生たちが考案したもので、名物のホッキ貝の握り寿しがモチーフだそう。

サッポロビールのプレミアム日本ワイン・ブランド「グランポレール」は長野、山梨、岡山、そして北海道・余市の4カ所で、それぞれの土地・気候の特性を生かしたブドウを栽培している。そこに5つ目の産地が誕生した。場所は北海道・北斗市。北海道新幹線の駅があることでも有名な、函館に隣接する町だ。

北斗市には、観光地としても有名なトラピスト修道院がある。その修道院は今から123年前、1896(明治23)年の開墾から始まる。5年後、乳牛5頭からの酪農がスタート。その牧草地の一部が、「グランポレール北海道北斗ヴィンヤード」となる。

畑の上に上がると、津軽海峡、そして青森が見える。南向きの日当たりのよい斜面ということだ。バターやクッキーで有名な日本最初のカトリック男子修道院のトラピスト修道院が開墾した土地で、ワインもつくられる。

土地の広さは、グランポレールの最高峰・安曇野池田の2倍、25ヘクタール。そのうちの20ヘクタールに作付けを予定。

1年目は2.3ヘクタールの土地に、メルローやシャルドネを植え、2年目にはソービニヨン・ブラン、シラーを植樹する予定とのこと。3年目以降の計画に関しては未定だが、この土地の気候に合った品種があれば、増やしていくという。

この場所を選んだのは、ブドウの生育に適した土地だということが最大の要因だが、北斗市の池田達雄市長が語ったように、「サッポロビールのシンボルマークでもある五稜星は、開拓者たちが北海道、当時の蝦夷地へ向かう目印とした北極星をイメージ」している。サッポロビールと北海道は切っても切れない。そして、新しいヴィンヤードは、ワインとの歴史も深い修道院の土地である。偶然を超えた必然的なこれからの展開に期待が膨らむ。

ワイナリーの設立に関しては、現段階では言えることはないと、サッポロビール代表取締役社長の高島英也氏は語るが、池田市長は「できる限りのバックアップをしてまいります。北斗の地で高品質のブドウが生産され、そしてこの地に日本一のワイナリーが建設されることを願ってお祝いの言葉といたします」と期待を隠さない。

グランポレール北海道・北斗ヴィンヤードのブドウを使用したワインの初リリースは、2022年を予定している。

植樹式には関係者が駆けつけた。

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