15 ヴィーニャ・コノスル 

コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン ビシクレタ レゼルバ

181.6
焼91.4
水90.2

選者・柳の推薦コメント
庶民料理の餃子なら、どこでも手に入る定番のチリカベ。ブラックベリーにほんのりミント。樽由来の香ばしさやスパイシーさ。しっかりした骨格をもち、ほんまに1000円未満?

●生産国/地域:チリ/ヴァレ・セントラル
●品種:カベルネ・ソーヴィニヨン87%、メルロー8%、カルネメール2%、マルベック1%
●希望小売価格:880円
●輸入元:スマイル

+αの展開がある

 餃子って、おうちご飯の中でのお惣菜ポジションです。堅苦しく考えずに、スーパーなどで買えるワインと合わせるのもありだと思い、こちらをチョイスしました。チリのカベルネ・ソーヴィニヨンなら外さないという意図も。醤油とラー油、黒こしょうはいかがでしょう?

松木 清涼感はあるけど、青臭さが前面に出ないところが、コノスルの良さですよね。

瀬川 カベルネ・ソーヴィニヨンの果実味と清涼感に、柚子胡椒がマッチします。水餃子もなかなかですが、ワインのタンニンがしっかりしているので、焼き餃子の方がいいと思いました。双方の味わいがよりエレガントに昇華される感じ。一見して絶対裏切らない無難な組み合わせのようだけれど、試してみると+αの展開がある。

太田 僕は、水餃子を酢と黒こしょうのみで味わうのが好きですね。果実味の清涼感が心地よく、ワインのみずみずしさと伸びやかさが、より心地よく感じられます。焼き餃子なら、酢醤油と豆板醤。辛味のインパクトで餃子の肉々さが強調され、唐辛子の持つピメント感が抑揚をつけてくれます。

富田 水餃子には、バルサミコ酢と黒こしょう。たっぷりしたワインの果実味に調味料のコク、スパイシーさがアクセントになってくれます。焼きは酢醤油+柚子胡椒で爽やかに。

 コストパフォーマンスって、大事でしょ! さらにほんの少し調味料を工夫すると、ここまで楽しめる。

推奨調味料







14 クライン 

ムールヴェードル ロゼ エンシェント・ヴァインズ 2017【ロゼ】

182.4
焼89.4
水93

選者・松木の推薦コメント
低温発酵で造られたロゼ。香りにも感じるサクランボやプラムの風味が口いっぱいに広がり、柔らかい酸味と重なり、豊潤な味わい。ピンクペッパー的なスパイス感がアクセント。

●生産国/地域:アメリカ/コントラ・コスタ・カウンティ
●品種:ムールヴェードル100%
●希望小売価格:2,600円
●輸入元:布袋ワインズ

古木ならではの味わい

松木 ロゼの汎用性は証明したいけれど、プロヴァンスだと軽やかすぎる。そこで、米国カリフォルニアの「コントラ・コスタ」のものを選びました。フィロキセラの害が出なかったため、樹齢100年以上の古木が多く、メジャー産地ではないので価格がお手頃です。醤油やラー油で楽しめると思います。

 樹齢が高く、しかも自根!

松木 豊富な日照量に、海からの強く冷たい風の入るエリアで病害がでにくい土地です。

太田 地に足の着いた古木ならではの懐の深い味わい……バルサミコ酢がいい。水餃子の方が、ワインのみずみずしさが生かせます。

 ポン酢や酢醤油だと、酸が強調される。果実に凝縮感があるので、バルサミコ酢のようにまろやかな酸味とコクが合う。

太田 合わせて味わうと、余韻にお茶のような甘味と旨味要素が残る。

瀬川 この心地よい果実味に、少々スパイス感のある味噌だれもいいです。やや野菜のようなニュアンスがあるから、餃子の具材としてセロリなどを加えてみたいです。

富田 味噌だれは果実の甘味に合います。米酢やポン酢より、甘味のある酸ですね。

 餃子にボリュームがあるから、調味料に酸がないともったりして食べ疲れる。とはいえ、酢酸系は尖り過ぎ。だからバルサミコ酢の出番。

松木 餃子×ワインが流行れば、ロゼブームが今度こそ来る! 特に、カリフォルニアらしい果実の甘味って、最近の辛いモノブームでも力を発揮してくれるはずです。

推奨調味料







13 アンセルミ

サン・ヴィンチェンツォ 2015【白】

182.8
焼90.4
水92.4

選者・太田の推薦コメント 
青リンゴやグレープフルーツ、ソーヴィニヨン・ブランの清涼感に黄桃やジャスミンなど厚みのあるアロマ。スワリングとともにスモーキーな鉱物のニュアンスも感じられる。

●生産国/地域:イタリア:ヴェネト
●品種:ガルガーネガ70%、シャルドネ+ソーヴィニヨン・ブラン30%
●希望小売価格:2,400円
●輸入元:ヴィーノフェリーチェ

東洋のラヴィオリにバルサミコと

太田 個人的に餃子は「東洋のラヴィオリ」だと思っています。ならば、イタリアのテロワールを感じる1本と合わせたい。フレッシュな果実味にグリセリンの滑らかさが共存する「アンセルミ」ならではの世界観。温度が上がってもバランスが崩れないところがいいんです。

柳 香りにソーヴィニヨン・ブランの青みがしっかり出ている。ボリュームがあるので、豚肉の旨みをさっぱり洗い流すのではなく、力強く広げる方向に働いてくれる。

太田 バルサミコ酢と水餃子がいいと思います。酸味とコクを併せ持っていることを考慮すれば、黒酢もあり。ビターアーモンドを感じる苦味を含んだゆったりとしたミネラルの余韻もうまく調和してくれます。

松木 本当だ、バルサミコ酢いいですね!

富田 個人的に、柚子胡椒も好きだなぁ。

太田 もうそれは、日本人のDNA。何でも美味しくなっちゃう的な(笑)。

瀬川 バルサミコ酢なら、香ばしさと油のコクをまとった焼き餃子。水餃子と合わせるときは、富田さんのおっしゃるように柚子胡椒ですね。ワインの華やかな青いアロマが全体を爽やかにまとめてくれます。

柳 焼き餃子はバルサミコ酢のコクと酸味に、少し醤油を垂らすとさらにイケます! 醤油の持つ塩味が味わいの軸になってくれる。餃子って、素材の構成を考えてみれば、フレッシュパスタの一種ですよね。そういう視点からワインを選ぶのも有効な手段です。

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