WINE-WHAT!?(現WINEWHAT)No.31の特別企画として、2019年10月10日〜同年11月10日までの1カ月間、リオハワインとのペアリングが楽しめるフェアを、6軒のスペインレストラン、バル、和食店で開催しました。フェア自体は終了しましたが、こんなことをやりました、という記録もかねてご紹介します。「今こそリオハワイン通になろう」と合わせてお読みください。

【レストラン サン パウ】

世界のゲストの期待に応えるラインナップ

外光が入るスタイリッシュでゆったりとした空間のダイニング。宿泊者はここでモーニングも。

カタルーニャの3ツ星「レストラン サン パウ」が、2019年3月、東京・永田町にある「ザ・キタノホテル東京」に移転リニューアルした。

「ホテルに引っ越して、ゲストも外国の方が増えました。彼らは世界中のワインリストを見ているので、厳しい目を持っています。それに応えられるよう新旧の生産者を厳選しています」とシェフソムリエの菊池貴行さんは率直に語る。

サンパウの料理といえば、カルメ・シェフのカタルーニャのクリエーションに和の感性が加わった繊細な味が楽しめる。今回もサンパウらしさが光る2種の調理法によるカツオのたたきを用意。この料理には、カツオの赤身の香りを包み込む、リオハン・ロールの新星「アル トゥケ」の「ピエス ネグロス 2017年」がお勧めだ。

「テンプラニーリョ主体。足でピジャージュをすることからピエス・ネグロス(黒い足)という名前に。重いイメージを覆す“魚とも楽しめるリオハの赤”です」

2皿目のシャモの胸肉と夏野菜の煮込みには、トロピカルで華やか、旨味のある「パラシオス・レモンド」の「プラセット2017年」を。

「ビウラは美しい品種という印象。スペインワインの白の中で、5本の指に入ると思います」と菊池さんは絶賛する。

多彩な個性をどうリストに盛り込むか。リオハはスペインのワインの中心なだけに、ソムリエの腕の見せ所だ。

左から「パラシオス・レモンド プラセット2017年」9,000円、「レメユリ・ブランコ 2011年」18,000円、「アルトゥケ ピエス・ネグロス2017年」8,500円、「ボデガス・ ベンジャミン・ド・ロスチャイルド&ベガ・シシリア マカン 2009年」20,000円。写真:長瀬ゆかり

2種のカツオのタタキ4,680円(ハーフサイズ)。表面だけ焼き中は半生の状態のカツオと稲わらの炭を練り込んだカツオ型のサブレでカツオのタタキを挟んで。華やかな香りとピュアで心地よい飲み口の「ピエス ネグロス 2017年」と一緒に。

川俣軍鶏の胸肉とサンファイナ5,100円(ハーフサイズ)。胸肉はゆっくり火入れし、皮目だけ炭で焼く。サンファイナは夏野菜の煮込み。黄色いオクラの花びらで覆って。ビウラのトロピカルでフルーツ系の華やかな白「プラセット」と合わせたい。

左からマネージャー兼シェフソムリエの菊池貴行さん、来日中だったカルメ・ルスカイェーダさんの御子息ラウル・バラムさん、料理長の赤木渉さん

Restaurant Sant Pau

東京都千代田区平河町2-16-15 ザ・キタノホテル東京2F
tel.03-3511-2881
営業時間 ブレックファースト 7:30〜9:30
ランチ 11:30〜15:30(LO13:30)
ディナー 18:00〜23:30(LO21:00)
定休日 不定