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世界キリンの日とグレンモーレンジィ

キリンの保全をグレンモーレンジィが開始

「完璧すぎる」という冠がつく、エレガントなシングルモルトウイスキー「グレンモーレンジィ」。そのグレンモーレンジィが、世界キリンの日(6月21日)、キリンの保全活動のサポートとして、スコットランド王立動物学協会および、キリン保全財団と3年に渡るパートナーシップを結んだ。

スコッチで学ぶ動物の話

強烈さ、力強さが個性となることも少なくないスコットランドのシングルモルトウイスキーのなかで、グレンモーレンジィの特徴はエレガンスに求めることができると思う。そのグレンモーレンジィらしさを生む一因となっているのが、背が高いポットスチル(蒸留器)。創業以来大切に受け継いでいるこの伝統の、そして独特なポットスチルは、5.14mの高さがあり、大人のキリンの背とほぼ同じ高さ、と紹介される。そのことから、グレンモーレンジィはキリンをブランドのシンボルのひとつとしている。

もともとは苦肉の策ともいえる経緯で入手したジン用のポットスチル。これが上品な風味をもたらしたことで人気を博した。今もキリンと同じ高さと言われる長い首のポットスチルをグレンモーレンジィは使っており、華やかなアロマとエレガントな味わいのグレンモーレンジィの世界観を守り続けている。

ところが、そのキリンが、絶滅の危機に瀕している、ということをご存知だろうか? キリンはアフリカ南部を中心に数種類が生息していて、種類によって状況は異なるのだけれど、過去30年間で生息数が30%以上、減少している。現在の頭数はおよそ11万頭弱。やはり種としての今後が危険視されているアフリカに生息するゾウの4分の1という数字で、国際自然保護連合(IUCN)が定める絶滅危惧の恐れのある種のレッドリストにおいては、1 種が「危急」、複数種が「絶滅寸前」と「絶滅危惧」に指定されている。

キリンがそんな状況にあることはあまり知られておらず、保全活動の成果がすこしは出ているものの、大きな改善への道のりはまだ遠く、専門家は「静かなる絶滅」を迎えているという警笛を鳴らしている。

そこで、グレンモーレンジィは、キリンの保全活動のサポートとして、スコットランド王立動物学協会および、キリン保全財団と3年に渡るパートナーシップを結んだ。活動は世界キリンの日の6月21日から2022 年末までとし、様々な形での保全活動のサポートを展開していくことでキリンの保全に大きく貢献できることをグレンモーレンジィは期待している。

以下はさらに詳しい、キリンの状況をプレスリリースから

ちなみに、グレンモーレンジィはキリン保全活動を象徴する限定商品を2020年末に発売予定。グレンモーレンジィのアイコン商品である「グレンモーレンジィ オリジナル」が、キリン柄のケースに入ったギフトボックスとして登場するという。

「静かなる絶滅」と危惧されるキリン

キリンは1 種しか存在しないと認識されてきましたが、調査により9亜種生息していることが判明しています。生息地域はアフリカ南部を中心とし、現在の頭数は約11万頭弱とされています。

人口増加や政治的背景、密猟、家畜の過放牧、気候変動などの様々な理由によってキリンの生息地は脅かされています。その生息数はアフリカ全体で、この30年で30%以上という大幅な減少が見え、大型哺乳動物のなかでも特に絶滅の危険性が高いとされていますが、ゾウやサイ、ライオンなどの個体群の減少の呼びかけとは異なり、その危機的状況にはこれまで大きな関心が向けられなかったのが現状です。

中でもより希少な亜種であるヌビアキリンは、ウガンダを中心に3,000 頭しか生息していないと言われ、深刻な絶滅の危機に追いやられています。

キリンの生体と保全状況

体高: オス5.3m / メス4.3m

体重: オス1,200Kg / メス830Kg

速度: 時速50Km

食性: 植物食(木の葉、若芽、小枝などを中心に食べるが、果実や草本を食べることもある)
分布: アフリカ大陸、サハラ以南エリアの21か国に生息が確認されている
寿命: 約25年
捕食者: ライオン、レオパード、ハイエナ、チーター、クロコダイル、人間
保全状況: 国際自然保護連合(IUCN)はキリンを絶滅危惧の恐れのある種のレッドリストに加え、1種が「危急」、複数種が「絶滅寸前」と「絶滅危惧」に指定されている

グレンモーレンジィのキリン保全活動とパートナーシップ

キリン保全財団
Giraffe Conservation Foundation (GCF)

国際動物保護団体として、アフリカ全土にわたり、政府や大学機関、ローカル団体や国内外の保全団体とともに、キリンの保全管理やその支援を行っています。ナミビアにベースを置く慈善団体は2009年にジュリアンとステファニー・フェネシー夫妻によって設立されました。ジュリアン・フェネシー博士は20年以上におよぶキリンの生体研究の実績を持ち、国際自然保護連合(IUCN)のキリン&オカピ専門家グループの座長も務めています。オーストラリア、シドニー大学で生物学の博士号を取得しているフェネシー博士は、ヨーロッパ動物園・水族館協会の保全アドバイザーも兼任しています。

http://www.giraffeconservation.org

グレンモーレンジィによるサポート
キリン保全財団(GCF)へのサポートとして、獣医、エキスパートスタッフ、設備への投資をいたします。
それによりGCFは:
• キリンたちの生息環境の整備と密猟からキリンを守ることができます。
• キリンたちにGPSを取り付け、その行動や生息パターンをモニタリングし、研究します。
• アフリカをベースにしている保全活動家たちのトレーニングやその活動のサポートをします。

スコットランド王立動物学協会
Royal Zoological Society of Scotland (RZSS)

スコットランド王立動物学協会は、野生動物の保護と研究を行う慈善団体で、エディンバラ動物園とハイランド ワイルドライフパークを所有しています。1909年に設立され、自然や絶滅危惧種の保護の重要性を伝える活動をしています。
https://www.rzss.org.uk/

グレンモーレンジィによるサポート
スコットランド王立動物学協会へのサポート:
• グレンモーレンジィとのパートナーシップの期間内にエディンバラ動物園内にキリンを迎え入れ、その生態を研究するとともに絶滅に瀕しているキリンの状況を世界に発信していきます。
• エディンバラ動物園は世界でも唯一の遺伝子研究設備を備えた施設であることを活かし、野生キリンの生体や繁殖についての研究に取り組みます。そしてその研究結果をGCFの保全活動に役立てます。

グレンモーレンジィ|GLENMORANGIE

グレンモーレンジィは1843年、スコットランド北部のハイランド地方、テインの町に蒸留所を設立。伝統的な製法を継承しながら、常に革新的な挑戦を重ね、こだわりの味わいを生み出してきました。
100年以上もの年月をかけて濾過されたミネラル豊富な湧き水を源水として使用し、スコットランドで最も背の高いポットスチル(蒸留器)は大人のキリンと同じ高さほどもあり、フルーティーでフローラルな成分だけが抽出されます。原木を選ぶところからこだわり抜いたグレンモーレンジィだけの特別な樽「デザイナーカスク」で熟成された複雑で奥深い味わいは、「完璧すぎるウイスキー」と称され、世界でも数々の賞を受賞しています。

WEB https://www.mhdkk.com/brands/glenmorangie/sp/

Facebook https://www.facebook.com/GlenmorangieJapan/

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