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ブルゴーニュ 注目のデノミナシオンをスゴロクで巡ろう

ブルゴーニュは複雑だから面白い

美味しくて、価格もほどよい、食卓を彩るワインをお探しならば、ブルゴーニュのデノミナシオンに注目すべし! WINE WHAT 2020年11月号にて掲載したブルゴーニュ&マコンのデノミナシオンを勉強できるスゴロクをWINE WHAT onlineでも紹介いたします。

画像はクリックしていただければ拡大します。

とはいえこれは、日本伝統のボードゲーム、スゴロク。ゆっくり楽しみたい方は、紙の雑誌のご購入をぜひ、ご検討ください。

WINE WHATのご購入はこちらからだとお買い得です。
https://www.fujisan.co.jp/product/1281696728/new/

と、宣伝をしたところで、それでは、デノミナシオン、行ってみましょう!

ブルゴーニュ デノミナシオン すごろく
ブルゴーニュ総面積の18%がデノミナシオン畑である。そのなかでブルゴーニュAOCに限定すると、面積は約3150ヘクタールであり、ブルゴーニュAOCのおよそ半分を占める計算に。現在、ブルゴーニュAOCのデノミナシオンは13を数える。

イラスト/尾沢敏明

ブルゴーニュ&マコンにはサプライズ満載

超高級な稀少ワインから、お手頃価格のデイリー向けワインまで揃うブルゴーニュ地方。ワインに興味を持ったきっかけが南米をはじめとする新世界産だった人たちも、ピノ・ノワールやシャルドネの奥深さをもっと知りたいと願うと、やっぱり避けて通れないのがブルゴーニュである。とくに近年、愛好家がこぞって注目しているブルゴーニュといえば、デノミナシオンだ。

デノミナシオンとは「デノミナシオン・ジェオグラフィーク・コンプリメンテール」のことで、フランス語から訳すと「地理的補足を持つ呼称」。ようは、広域なAOC(Appellation d’Origine Contrôlée アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ)からさらに生産地が限定されていて、地域名や村名、小さな区画でまとめられたエリアの単位ってこと。

呼び名としては「デノミナシオン」、また将来的に現地で採用されるという「ブルゴーニュ・プリュス」「マコン・プリュス」がそのうち日本に定着するかも。ともあれ、グラン・クリュやプルミエ・クリュといった格付けがなされていなくとも、各デノミナシオンごとに生産者たちが団結し、地域ごとの特徴をきちんと伝える個性派ワインを生み出してきた点に着目したい。

クラシックなイメージの強いブルゴーニュだけれど、案外と醸造や栽培技術の進化に積極的で、気候変動に対応した造りを見せてくるのだ。「お手頃な価格帯でも、ブルゴーニュらしさにあふれたお宝ワインはまだまだあるのね」と再確認できるのも、デノミナシオンごとにワインをなぞっていくからこそ、と言えよう。

とはいえ、まだまだ日本では知名度が低く、とっつきにくさは否めないデノミナシオンというワード。

そこでWINE WHATが用意したのは、ワイン好きをくすぐるボードゲームである。スゴロクでデノミナシオンのコマを進んでいけば、遊びながら自然と各名称に馴染んでいける。まずは「『ブルゴーニュほにゃらら』『マコンほにゃらら』と名前が似ているワインでも、やっぱり各デノミナシオンごとにキャラは違うのだなぁ〜」なんて気づいてもらえただけで、大きな一歩。

さらに、興味を持ったいくつかの産地にフォーカスし、ワインをショップで探してデノミナシオン別に並べて飲み比べるもよし(まだまだ日本では入手が難しいデノミナシオンのワインもあるのだけれど、それもお宝探しの醍醐味として楽しんでしまおう)。

秋の夜長、グイっと開いたこのページのかたわらにブルゴーニュワインとサイコロをセッティング。「えっ、サイコロ持ってないよ」という人も大丈夫、抜いたままとっておいたコルク栓をいくつか用意して。3個あれば1から3まで、6個あれば1から6までマジックで番号を書いて袋や箱に入れ、中を見ないままひとつ掴んで取り出せばサイコロ代わりになる。さあ、コルクとグラスをお供に、ブルゴーニュ通のゴールへゆっくり近づこう。

マコン デノミナシオン すごろく
デノミナシオンを冠するアペラシオンは、通常よりもブドウの収量が制限され、糖度もさらに高いものが求められる。マコンのデノミナシオンは全部で27あり、どれも「マコン」の後ろに村の名が付加される。総面積は約1,800ヘクタール、AOCマコンの40%以上を占める。

イラスト/尾沢敏明

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