今回の対談はカナダの鉱物資源会社FLOGEN社主で国際学会SIPSの主催者フローリアン・コンゴーリ博士と岐阜大学 共同研究講座抗酸化研究部門の犬房春彦先生です。フローリアン博士は科学の博士号をお持ちで、政治家や他分野の科学者、そして多数のノーベル賞受賞者を招き「SIPS」という国際学会を毎年世界各地で開催しています。犬房先生は2018年リオデジャネイロで開かれたSIPS2018で酸化ストレスと健康」について発表し、学会大賞である“Geim International Innovation Award(以下Geim Award)”を受賞されました。なんだか難しいお話になりそうですが、カナダの方のワインライフにも興味がありますね。時節柄、ZOOM を通して対談していただき、SIPS2018、SIPS2019 の写真を使わせて頂きます。

Geim Award 2018 授賞式

成果だけでなく、過程の重要性も伝えたい

早速ですが、フローリアンさん、ワインはお好きですか?

フローリアン もちろんです。赤も白も好きですよ。カナダでも美味しいワインを作っていますが、フランスやカリフォルニアの赤ワインも飲んでいます。僕はとても抗酸化に興味があり、抗酸化効果の高いものに惹かれる傾向にあります。

犬房 とてもいいですね。僕も赤ワインは好きです。

フローリアン カナダのカベルネ・フラン、フランスやカリフォルニアのピノ・ノワールやカベルネ・ソーヴィニヨンなどの赤ワインをよく選びますね。赤ワインはポリフェノールが多く抗酸化作用が高いので特に好きです。

ところで犬房先生、SIPSという国際学会はどのようにお知りになったのですか?

犬房 SIPS2018の酸化ストレスのシンポジストであった共同研究者のフランス学士院会員のクリスチャン・アマトーレ博士が、SIPSで発表しないかと打診してこられたのがきっかけで知りました。酸化ストレス分野でノーベル賞を受賞されたフェリド・ムラド博士(米国、内科医)も参加されると伺ったので、是非お目にかかりたいと思い発表することにしたのです。

フローリアン SIPS2018で初めて犬房先生の発表を聴き、非常にわかりやすくて感銘を受けたのを 覚えています。

フローリアン博士、なぜ他分野の研究者や政治家を一堂に会して国際会議SIPSを開くことにされたのですか?

フローリアン 特定分野の専門家だけが集まる会議は、一般の学会と同じだと思いませんか?研究には政治 家の支援や、投資家の資金援助も必要です。それに研究分野が異なれば、視点や考え方も違ってきます。政治家や投資家、異種分野の研 究者に集まってもらって国際学会を開けば、異業種交流も含めて発展するのではと思いついたのです。1998年に、ニトログリセリンの抗酸化作用が心臓冠動脈の筋肉から酸化ストレス物質である一酸化窒素を放出させることで狭心症発作を抑えることを発見し、ノーベル賞を受賞されたムラド博士も私と全く同じ意見でした。一般的に生物学と化学の研究者が共同研究することは希です。しかしSIPSでは異分野が一緒になることで相乗効果や予期しない研究方法が見つかる可能性が出てくるので素晴らしいと評価されました。犬房先生が受賞したGeim Award はアンドレ・ガイム博士の名前が冠してあります。ガイム博士は「カエルの磁気浮上」でイグ・ノーベル賞と「炭素新素材」でノーベル賞の両方を受賞した世界でただ一人の研究者です。このような研究者が沢山登場することで、世界中の方が恩恵を受けると私は思っています。

Geim Awardのレセプションにはノーベル賞受賞者など錚々たる顔ぶれが集まった。

犬房 私も専門分野に関して壁は不要だと考えています。フランス学士院会員のクリスチャン博士は同じ酸化ストレス研究をしていますが、実は生物分野の私とは全く違う電気の分野から研究されています。研究は様々な方向があっていいと思うのです。ですから偶然知り合った際には、すぐに「ご指導下さい」とお願いしました。

フローリアン そのようなオープンな考えはとても良いですね。犬房先生がお目にかかりたかったムラド博士ですが、SIPS2018年は残念ながら不参加でしたね。しかしキプロス島で開催したSIPS2019には参加してもらえましたので、ムラド博士には学会 初日に学会基調講演をしていただき、その後同じ生物分野の犬房先生にも講演して頂きました。ムラド博士は専門家として化学式を並べた内容でしたが、対照的に犬房先生は身近な携帯電話、日焼けから放射線まで大変面白く講演していただき、参加された方々から大変好評でしたよ。SIPS2019国際シンポジウムのチェアマンに犬房先生を指名した私としても、とてもうれしく感じました。

犬房 今回の基調講演もそうですが、2018年の予想外のGeim Award を授与した時も本当に驚きました。重ねて御礼申し上げます。授賞式の時、私は時差ボケで既に部屋に戻って眠ってしまっていたのですが、翌朝、急遽授賞式を開いて頂いたのを思い出します。

授賞式(2018年)

フローリアン 学会大賞授賞式を眠って欠席したのは犬房先生が初めてですよ(笑)。

犬房 本当にすみませんでした。2019年のSIPSでは、ムラド博士と面談できた上に私のシンポジウムを聴きに来ていただき大変うれしかったです。Twendee Xを差し上げましたら、とても喜んでいただきました。

2019年 フェリド・ムラド博士と

フローリアン 私も2018年にTwendee Xをいただいてからずっと飲んでいます。とても調子が良く助かっています。実際に認知症の予防効果が実証されましたね。酸化ストレスは免疫にも関係すると聞くので、ウイルス感染症にも有効だと思います。

犬房 ありがとうございます。SIPSを開催してから10年になりますね。最後に、この学会を通して伝えたいことはありますか?

フローリアン 「準結晶(quasicrystal)」を発見したシェヒトマン教授がいます。当時、固体物質は「結晶」と「アモルファス(非晶質)」の2つの状態があることが知られており、その中間は存在しないとされていました。そのため彼が第3の状態である「準結晶(準周期結晶)」の物質を発見した時は誰一人と信じませんでした。彼に反対する方の中にはノーベル賞を2回も受賞された科学者もいたくらいです。それでも彼は自分の発見を信じ続けました。そして2011年、彼はまさにこの功績によりにノーベル賞を受賞したのです。このようにノーベル賞受賞者には物語があります。SIPSで多くのノーベル賞受賞者に参加していただき、そこから若い世代や私たちの仲間に、新しい何かを思いつくことを恐れないことの大切さを発信できればと思います。成果だけでなく、その達成した過程の重要さも伝えたいですね。

犬房 素晴らしいですね。私もこれまでにいろんな学会に参加してきましたが、SIPSのような大きな学会で、多くのノーベル賞受賞者が参加する学会は初めてです。来年、SIPSでお会いするのを楽しみにしています。

今日はフローリアン博士、犬房先生本当にありがとうございました。ワインのみならず酸化ストレスのお話や他分野の研究者同士のお話を聞くことができました。ノーベル賞受賞者がたくさん来られる学会って恐ろしいような感じがしますが、宴会とダンス、開催現地のイベントショーの時間もあるそうで、安心しました。SIPS、次回はぜひ日本で開催してほしいです。



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