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ワガママ海外旅行は ブルゴーニュに

ワイン以外も色々あるぞ!

行き先はブルゴーニュなんです。

ここ1年以上、行きたくても行けなかった海外。しかしコロナの夜明けは近い。旅行解禁のタイミングに合わせてスタートダッシュできるよう、ぼつぼつ次なる海外旅行のプランを練り始めたい。

まずは、旅の同行予定者からリクエストを募ろう。

「主目的はワイナリー巡りで決まり」「ローカルな村を探訪したいけど、都市から遠いと移動がシンドイ」「移動が疲れない船旅希望」「旅といえば温泉だろ」「夢はカジノでひと儲け」「ぶっちゃけ、海外は日本語通じないのが不安で」

そんなバラバラな声をすべて拾い上げると、行先は自ずと決まる。さあ、目指すはフランスのブルゴーニュ!

ブルゴーニュ公国の首都であったディジョンは、「グラン・クリュ街道」の発着地点である。マスタードが有名な美食の町であり、中世から残る歴史的建築物も見ごたえアリ。

フランスを代表するワイン産地のブルゴーニュには、ワイン街道が5つ設定されている。

シャブリの今を知りたいなら「ヨンヌ県ワイン街道」、バブル好き大歓迎の「クレマン・ド・ブルゴーニュ街道」、ディジョンとサントネイを繋ぐ「グラン・クリュ街道」、コスパ良なコート・シャロネーズの本質を極めたい人向け「グラン・ヴァン街道」、新酒解禁時期にはワインで水分チャージしながらのマラソンも開催される「マコネ・ボージョレ ワイン街道」。5街道を一気にコンプリートしたい人は、総距離1000キロ走破に挑戦を。

ブルゴーニュ北部のシャブリはパリから車で2時間弱の距離で、日帰りもできる。効率よくワイン産地を周るには観光ツアー参加が手っ取り早いが、体力に自信のある人は、南北に細長いブルゴーニュを自転車で縦断することも。ほかにバスやレンタカーなど移動手段は多々あるが、もっと優雅な時間を過ごしたい場合は、クルーズ船に寝泊まりしながら河川移動も悪くない。

さて、「温泉はー?」と期待されてた皆様、お待たせしました。

「水の妖精とワインの神が住まう地」とのキャッチフレーズで知られるのが、温泉の湧くサントネイ。ワイン産地でありながら、湯治客の長逗留にうってつけの保養地でもある。そしてフランスでは、温泉のあるところカジノあり。日中はカジノ好きな友人と分かれて自分はドメーヌ巡り、と別行動もスムーズだ。

さらにサントネイのドメーヌ・フルーロ・ラローズでは、日本人の久美子さんがマダム稼業にいそしむ。事前予約すれば見学ツアーを受け入れてくれ、日本語でのコミュニケーションが心強い。ほかにも、日本人は飲食店のシェフや通訳者としてブルゴーニュの随所で活躍しているので、語学に自信のない旅行者は彼らの力を借りて円滑な旅を進めてみては。

ドメーヌ・フルーロ・ラローズで訪問客の応対を担当する、久美子・フルーロさん。2017年には皇太子(現在は今上天皇)のドメーヌ行啓をお迎えし、手料理を振舞った。

ディープなワイン好きも、そうでない人も楽しめるブルゴーニュ旅行。残念ながらプランを練るだけで終わるとしても、ブルゴーニュワインを飲みつつ、存分に妄想を膨らませて脳内旅行を敢行してほしい。

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