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「ミラヴァル・ロゼ」2020解禁

アンジー&ブラピのロゼ最高峰ワイナリーの新作をテイスティング

夏至といえばおなじみ、「ミラヴァル・ロゼ」の解禁日。2021年の夏至は6 月21日(月)です。2021年の新作は2020年ヴィンテージ。その味わいや出来具合を早速、試飲にて確かめました。

真夏にこそ美味しいはず!

ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーがスタートし、またたく間にロゼワイン界の頂点へと上り詰めたワイナリー「ミラヴァル」。その顔となるワインが「ミラヴァル・ロゼ」。毎年、夏至の日に新ヴィンテージの解禁となりますが、2021年も6月21日(月)に2020年ヴィンテージが解禁となりました。

プロヴァンス地方に、いまや600ヘクタールある、ミラヴァルの畑。ミラヴァル・ロゼはこの畑のブドウから造られます。シャトー・ヌフ・デュ・パプでも最高峰の評価を獲得する「シャトー・ド・ボーカステル」を所有するペラン・ファミリーが指揮をとり、ペラン・ファミリーの哲学を反映して、ブドウはオーガニック栽培。除草剤や殺虫剤など、いかなる化学薬品も使用せず、テロワールの個性を最大限反映させています。

だから、ミラヴァル・ロゼにとっては、ブドウの収穫年がどんな年だったかは、ワインの内容を決める重要な要素。2020年は早熟な年だった、といいます。

冬は暖かく乾燥し、開花は例年より15日早かったそう。7月も乾燥して、ブドウには水不足によるストレスがかかり、収穫は8月中旬にスタート。このタイミング収穫されたブドウは、想像の通り、凝縮したものとなったそうです。9月に入ると、数日、雨が降り、これによって、酸度と糖度のバランスがとれたブドウも収穫できたとのこと。

こうして、力強く凝縮されたブドウとエレガントなブドウによって生み出された2020年ヴィンテージのミラヴァル・ロゼは、レモンの皮やバラの香りがある、フレッシュでエレガントなワインになった、とのこと。

実際にグラスに注いでみると、色合いは非常に淡いのですが、しっかりとした香りが感じられます。レモン、そしてバラの花をイメージさせる香り。また、苦味を予感させる香りも感じられます。冷やしていても感じられる、香りの濃密さ、複雑さは、高級なロゼならでは。期待通りのミラヴァル・ロゼを予感させます。

口当たりはまろやか。ロゼらしい、爽やかで旨味のある苦味からスタートし、そこからフレッシュな酸味が広がりはじめます。酸味は口の中でワインがあたたまるほどに、解けるように増してゆき、長い余韻にいたるまで、フレッシュさが継続。酸味の質はまさにレモンのよう。

夏が暑い年は、赤ワインだと濃厚なものをイメージしがちですが、こういう旨味と酸味がハッキリと両立するのはロゼならでは。白身の魚料理やオリーブなどは好相性でしょう。ミラヴァル・ロゼらしさが、素直に表現されたヴィンテージです。

青い空とギラギラとした太陽を楽しみながら、キンと冷えた状態で楽しみたい。

ミラヴァル・ロゼ 2020
A.O.P コート・ド・プロヴァンス
希望小売価格 3400円
サンソー、グル ナッシュ、ロールは直接圧搾、シラーの一部はセニエ。温度管理をしたステンレス・タンク(95%) と樽(5%)で醸造、バトナージュ。

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