こんにちは。ヒルトン東京ソムリエの小澤です。 ニュージーランドの「Cloudy Bayワイナリー」へ研修旅行に行ってきました。なかなか海外のワイナリーへの研修旅行に参加する機会は少なく、また日本でも有名なワイナリーですが、知らないこともたくさんあり、勉強になりました。今回は、そんなニュージーランドワイナリーの旅をレポートさせていただきます。

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ニュージランド、南島にありますマールボロ。ここで有名なワイナリー「Cloudy Bay」に来ました。
マールボロはソーヴィニョン・ブランで有名になった土地。この土地のソーヴィニヨン・ブランの成功でニュージーランドワインの評価が世界的に高まりました。
その後ピノ・ノワールの栽培にも成功し、ヴァラエタルワインを中心に全体のワイン品質が大きな成長を遂げます。また、ニュージーランドではスクリューキャップの導入が進んでいて、殆どのワインがスクリューキャップを採用しています。私たちは、そんなマールボロで古くからワインを造っているワイナリー「Cloudy Bay Winery」に、ニュージーランドワインの「今」を学びにやってきたのです。

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ワイナリーの中を、いろいろと見させていただききました。この写真はピノ・ノワールを熟成している樽です。セントラル・オタゴ、マールボロから、さらに600キロほど南下した場所から葡萄が運ばれて来てました。この「Cloudy Bay」は、ほとんどのワインをマールボロで造っていますが、セントラル・オタゴでもピノ・ノワールを2010年から栽培しており、その葡萄を使ったワインも少量造っています。

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収穫した葡萄を入れて、除梗し葡萄の実を取る機械です。流れるようになっており、たくさんの葡萄を入れて葡萄ジュースを造っていきます。ここがまずはワイン造りの一歩ですね。

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ワインを発酵するステンレスタンクです。たくさんあり、規模が大きいです。こことは別に、新しいタンクをさらに増設中なのだそうです。

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こちらは醸造途中のワインです。そこからワインを取りだします。

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現在、野生酵母を使用して造る実験もしています。ソーヴィニョン・ブランの飲み比べをし、まだフレッシュなピノ・ノワールなども飲ませていただきました。濾過していないので、濁りがあります。普段飲むワインとイメージが違いますね。

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まだまだ途中なので、フレッシュな味わいでした。

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たくさんの樽が並んで、ワインがゆっくりと美味しくなる時を過ごしています。樽の中は、セントラル・オタゴからのピノ・ノワールです。「Te Wahi」と言うワインになります。

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ルミアージュ。シャンパンで言う「動瓶」をする機械です。手作業で時間をかけず、コンテナのような箱に入れて、これが前後に動いて、まとめて動瓶をします。一般的なシャンパンの製法とは違い、この機械は箱ごとまとめて処理するので効率的に多くの動瓶ができます。Cloudy Bayのスパークリングワイン「Pelorus」で使用します。この「Pelorus」はマールボロの伝説のイルカ、ペロリュス・ジャックから命名されています。

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葡萄畑へ移動して見学。葡萄はまだ結実が始まったばかりでまだまだ小さい。葡萄畑のまわりにはたくさんの菜花が・・・。こちらは農薬をできる限り使わず葡萄を栽培するために、育てている菜花です。こういう背景を見るとワインへの思いが伝わります。有機的に美味しいワインが造られています。

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そしてお待ちかねのワインテイスティング。今回はスパークリングワイン「Pelorus」、白ワインの「Sauvignon Blanc」と「Te Koko」と「Chardonnay」、赤ワインの「Pinot Noir」と「Te Wahi」、全部で6種類を、詳しく説明を聞きながら試飲しました。「Cloudy Bay」の造り方の思い、スタイルなどを教えていただき、とても勉強になりました。日本に入って来たばかりの「Te Wahi」はとてもしっかりしていて、ピノ・ノワールの奥深さについて改めて考えさせられました。

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最後に参加者全員と醸造責任者みんなで記念撮影。場所はニュージランドの丘の上に上りました。大自然がいっぱいです。ここまで来ると畑も少ないですが、丘の上からたくさん畑が見れて、マールボロの地形を感じれました。
ニュージーランドはなかなか行ける場所ではありませんので、とても勉強になりました。おいしい食事とワインを楽しめるマールボロ。ぜひまた葡萄が色づき収穫する季節に、一面の葡萄畑を見たり、葡萄の香りを感じてみたいと思いました。

この記事を書いた人

小澤祐季
小澤祐季
ヒルトン東京でソムリエをしています、小澤祐季です。
バーテンダーを経てソムリエになりました。
ワインを中心に飲み物と料理の相性、空間や季節を考えたサービスを心掛けています。
今までの経験を活かして料理と色々なワインに関わる様子を発信して行きたいと思います。
よろしくお願いいたします。