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ビギナーから中級者以上まで 温故知新の白ワイン三大品種

ブラインドでも見分けられる! 柳 忠之が解説するシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリングのなるへそ ザ・チャート図

ビギナーなら真っ先に覚え、中級者以上なら今一度おさらいしておきたいのが、白ワインを代表する三大品種ーーシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、それにリースリングだ。それぞれの違いをわかりやすくまとめたのが左のチャート。これで、ブラインドで出されても、シャルドネとソーヴィニヨン・ブランを間違えることはなくなる?

CHARDONNAY シャルドネ

世界中で愛される白品種のアイドル

世界各地で栽培されている白ワイン用品種のアイドル的存在。辛口白ワインの王様であるモンラッシェは、この品種から造られる。全世界での総栽培面積は16万ヘクタールと推定され、白品種ではスペイン原産のアイレンに次ぎ第2位を誇る。

原産地はフランスの中東部、おそらくはブルゴーニュ地方で、DNA鑑定の結果、ピノとグエ・ブランの自然交配により生まれたものと判明した。

比較的冷涼な気候と石灰粘土質の土壌で最高のパフォーマンスを発揮する一方、適応性がきわめて高く、どのような気候、土壌でもそれなりに育つ。

また、品種自体に強い個性のない分、生育環境や醸造法の違いが、香りや味わいに与える影響が大下のチャートが一本の線で表せないのはそのためだ。

オークとの相性がよく、しばしば228リットルの小樽で醸造。マロラクティック発酵もよく行われる。シャンパーニュをはじめ、スパークリングワインの原料に使われることも多い。

シャルドネのチャート図

上の解説にもあるように、シャルドネはさまざまな気候や土壌の土地で栽培されるうえ、醸造法の影響も大きく、各項目の幅が広い。一般には涼しい産地ほど左側の項目の数値が高く、暖かな産地ほど右の項目の数値が高くなる。

香りは涼しい産地なら柑橘類や青リンゴ、暖かな産地ならパイナップルやパパイヤなどトロピカルフルーツ。オーク樽を使うとナッツ系の香りを伴い、マロラクティック発酵によりバターっぽさが出ることもある。

シャルドネの香り

レモン

パイナップル

ハチミツ

ヘーゼルナッツ

バター

シャルドネの主な産地

ブルゴーニュ地方(仏)
カリフォルニア州ソノマ・コースト(米)
カリフォルニア州サンタ・バーバラ(米)
ヴィクトリア州ヤラ・ヴァレー(豪)
ヴィクトリア州モーニントン・ペニンシュラ(豪)

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