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カリフォルニアワイン産業の”持続可能性”を理解するための6つのキーワード

彼らは具体的にどんなことをやっているのか?

03 コンポスト Compost

日本語で「堆肥」。

おもにワイン醸造で生じたブドウの滓(梗、果皮、種子など)に植物の葉や草を混ぜて作った肥料のこと。動物の糞尿を混ぜることもある。ただ混ぜただけでは堆肥にならず、時間をかけて微生物に分解させることが必要だ。

化学合成肥料は即効性が高いが、使い続けると土の中の有機物が減り、土壌はまるで踏みしめられたように硬くなる。土壌が固まれば空気の通りが悪くなり、微生物が減り、水分の保持力も失われる。また、ブドウの根は土の奥深くまで伸びることなく、表面を横に伸びるだけである。

それに対してコンポストは肥料としての効果がじわじわと長く続き、土壌の微生物が増え、土壌が養分や水分を蓄える能力を高めてくれるのだ。

ただし、コンポストは作るのに手間がかかり、化学肥料と比べて効果が一定しない。ブドウ畑にもよるものの、ソノマのレイヴェンスウッド・ワイナリーでは1ヘクタールあたり5トンのコンポストを与えるという。

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