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北海道ワインツーリズム・ガイド〜余市・仁木の巻 その1〜

「北のフルーツ王国」から世界水準のワイン産地に

余市右岸(登)

ブドウ畑に埋め尽くされた丘陵地。最上のピノを育てるカリスマ栽培家・木村 忠さんの畑、カリスマ・ドメーヌの「ドメーヌ・タカヒコ」もこの地に。新規就農者のドメーヌ型ワイナリーとその創業希望者も多い。昨年、キャメルファームがワイナリーを竣工、醸造を開始。

ドメーヌ・モン

左が自宅、右がワイナリー。余市郡余市町登町898 https://domainemont.com

山中敦夫さん

「ドメーヌ・タカヒコ」門下生の山中敦生さんが2016年に創業。前職はスノーボード・インストラクターにしてソムリエ。ピノ・グリにスペシャライズした自園産ワインは来秋からできる予定。登産ブドウから造った微発泡の「モンペ」はモモやメロンの香りが溌剌とした辛口の味わいとインスタ映えする洗練されたラベルで人気。

余市のぼりんファーム

モンガク谷ワイナリー

余市郡余市町登町1984 https://www.facebook.com/noborinfarm

標高も高く、雪深いモンガク谷の耕作放棄地を脱サラした木原茂明さん夫妻が再開拓。ブドウ畑を開き、自宅も自力で建て、ワイナリーはこの秋オープン予定。すでにブドウは収穫でき他社施設で造った白ワイン「モンガク谷」は清冽な味わいで通の間でも大好評。ポップなラベルは長女の作。民泊設備もあり「大草原の小さな家」(主人公)のローラ気分が味わえる。

小樽軟石を利用したワイナリー

木原さんご夫妻

ヒロツヴィンヤード

余市町登町 契約栽培ワイナリー: サッポロビール グランポレール・ワイナリー

弘津さん親子

弘津 敏さんがリンゴ園をすべてブドウ畑に換え、8haの畑を親子2代で管理する。高台にあり、その頂はブドウ畑越しに余市湾と町のシンボル、シリパ山の望む絶景地。遠方から余市を訪ねてきたワイン愛好家を自園に招くなど余市とグランポレールの広報マンを自任。弘津さんご自慢のグランポレール ピノ・ノワールの裏ラベルには、本人の写真がばっちり載っている。

木村農園

余市町登町 栽培契約ワイナリー: 千歳ワイナリー、ココファーム

木村幸司さん

ワイン専用種栽培パイオニア7人のひとり、木村 忠さんはピノ・ノワール栽培のカリスマ。子息の幸司さんは「ケルナーは手をかけるほどによいものが出来る」。そのケルナーで造った「千歳ワイナリー」のワインが日本ワインコンクールで金賞受賞。「ドメーヌ・タカヒコ」の曽我貴彦さんは木村農園のブドウに魅かれ、余市に移住した。

杉山ヴィンヤード

余市町登町812 https://www.facebook.com/tetsuya.sugiyama.942

杉山さんファミリー。都会育ちの子どもたちも余市暮らしを楽しんでいる。

ワイン愛好家の杉山哲哉さん、生活設計をキッチリした後、家族で余市に移住。この春から「ドメーヌ・タカヒコ」で栽培醸造を学びながら、夫人の彩さんと登の丘に手に入れた畑にブドウの苗を植えだした。彩さんも木村農園で勉強中。忙しいけれど充実しているという二人のワイン造りをボランティアとして畑の手伝いをしながら見守るのも楽しい。

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