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ラングドックのAOCワインとシュッド・ド・フランスのIGPワイン

ラングドックワイン委員会が11月5日に明治記念館で開かれた業界向けセミナーより

ラングドックの5ゾーン

ヴィラレさんによると、ラングドック地方は5つのゾーンに分けられる。

1.セヴェンヌ山脈側

2.モンターニュ・ノアール側 

3.沿岸部

4.南部

5.西部

たとえば、モンターニュ・ノワール側は山岳地域で、一番高いところで標高が450メートルあるため、夏涼しい。そのため、繊細でフィネスのきいたブドウが栽培されるとか、沿岸部は夏暑くて海の影響を受けるから酸味があるとか、南部は同じ地中海性気候でも雨が半分ぐらいしか降らないからリッチで凝縮感のあるブドウになるとか、これに石灰質やら石混じりやら粘土質やらの土壌の要素が当然、加わってくる。

自然がおよぼす原因と結果、これこそ農産物であるワインのもっともオモシロイところだけれど、その土地での栽培に合った、聞きなれないブドウ品種の名前が出てくる。

おまけにもらった資料を見ると、AOCラングドックのなかに、最高位のクリュ・デュ・ラングドックは5地区あり、次いでグラン・ヴァン・デュ・ラングドックが27地区あって、このほか現在選定中の地区がある。いまも成長している。そういう意味では目が離せない。群雄割拠のAKB48の、HKTだかNMBだかSKEだかNGTだかに、乃木坂の欅坂のけやき坂のなんたらかんたら状況なのである。みんなそれぞれが一所懸命で、好きなひとにとってはこたえられないことでありましょう。

ラングドックはフランス国内におけるビオワインの最大の産地でもある。ここ10年でビオ畑が3倍に拡大し、いまやフランスのビオ畑の35%、世界のビオワインの8%を占めるという。それもこれも、乾燥に強い土壌だからできることだそうで、神に祝福された土地というほかない。近年成長著しいロゼの生産量はプロヴァンスよりはるかに多いそうで、新しいトレンドに見事にのっかっているといえる。というのは記者の個人的な感想です。

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