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日本の風土を表現した、真のジャパニーズプレミアムワイン。

それがサッポロの「グランポレール」シリーズである。


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北海道、長野、山梨、そして岡山。気候風土の変化に富む4つの産地をブドウ栽培の拠点とし、それぞれの土地に最適なブドウ品種を栽培。勝沼と岡山のワイナリーにおいて入念に醸造される。とりわけ勝沼のワイナリーは、グランポレール専用の最新設備。テロワールの特徴を最大限に引き出すべく、小型の醸造タンクを備えた小ロットの生産方式がとられている。

陣頭指揮に立つのはチーフワインメーカーの工藤雅義さん。ワイン醸造学の名門、カリフォルニア大学デイヴィス校で修士号を取得した学識派。普段は寡黙ながらワイン造りに向ける情熱は人一倍熱く、日本ワインの可能性に人生をかけるロマンチストでもある。

昨年、シリーズのフラッグシップとなる「安曇野池田」をリリースしたグランポレール。シラーやソーヴィニヨン・ブランなど、日本では珍しい品種にも挑戦し、すでに内外のコンクールでは高い評価を得ている。次々と繰り出される新鮮な驚きが、日本ワイン愛好家のハートを鷲掴みにするだろう。

フラッグシップはここ「安曇野池田」「古里ぶどう園」から産み出されている。

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真正面に北アルプスの山並みを臨む、安曇野池田ヴィンヤード。

世界に誇る日本のプレミアムワイン「グランポレール」。そのフラッグシップが「安曇野池田」シリーズだ。

使用されるブドウは長野県の北西部、西に北アルプスの山並みを臨む、緩やかな南西向き斜面で育まれる。こお安曇野池田ヴィンヤードは、主に2011年に栽植された、グランポレールの自社管理畑である。

梅雨の晴れ間の正午過ぎ、ブドウ畑に立つと、日差しが強く照りつける一方、南北方向の谷間に沿って、そよ風が吹いていた。栽培責任者を務める田中亘さんが、「ここは風通しが良いので、病気の心配がない」と話す。標高が高いため昼夜の寒暖差が大きく、ブドウはよく熟し、色付きも良い。また石の多い痩せた土壌で、水はけに優れるのも大きな特徴という。

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安曇野池田ヴィンヤードの栽培責任者を務める田中亘さん。山梨大学工学部発酵生産学科卒業の醸造家でもある。手にしているのは、色着き前のカベルネ・ソーヴィニヨン。水はけがよく水分ストレスがかかりやすい。その分、凝縮した実をつける。

安曇野池田ヴィンヤードでは、おなじみのシャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローに加え、国内では比較的珍しいブドウ品種にも果敢に挑戦。ソーヴィニヨン・ブランやシラーが栽培され、ワインに醸造されている。とくにシラーはスミレやプラムにペッパーのスパイシーさを伴うローヌスタイル。将来がおおいに期待される品種だ。

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長野古里ぶどう園カベルネ・ソーヴィニヨンに使われる樹齢 30 年の棚仕立てカベルネ・ソーヴィニヨン。幹の太さに驚かされる。梅雨時だったこともあり、雨除けのため房 ごとに傘掛けがされていた。

安曇野池田よりも北東に位置し、千曲川にほど近い北信地区。「古里ぶどう園」がある。

開園当時はまだ試行錯誤で、ドイツ系、フランス系、それぞれ10を超える品種を植えたらしい。やがてこの土地に適したブドウ品種がわかり、開園からの40年を経た現在では、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネ、そしてリーズリングが栽培されている。

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垣根仕立てのシャルドネ。

土壌は安曇野池田よりも肥沃だが、最適な仕立て方法をとることで、樹勢を抑制。雨除けに独自のレインプロテクションも導入している。梅雨時の取材だったので、ていねいにもひと房ひと房傘崖されている区画も見られた。

夏の最高気温は安曇野池田より高く、おかげでカベルネ・ソーヴィニヨンも熟すという。

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長野古里ぶどう園貴腐となるリースリング。特殊な気象条件で貴腐化する。

とはいえ、古里ぶどう園の花形品種は何と言ってもリースリング。近くを流れる小川の影響で圏内に朝霧が垂れ込め、しばしば貴腐が発生。完熟したリースリングは貴腐ブドウとなり、これをじっくりと圧搾、樽熟成を施し、極上の甘口ワインができあがる。これぞまさに神酒、ネクターである。

グランポレール4つの産地

北海道

北緯43度の北海道余市は、ワイン用ブドウの栽培地としては日本でもひときわ冷涼な土地。ケルナーやミュラートゥルガウなど、繊細で爽やかなドイツ系の白ワイン品種を中心に栽培する一方、ツバイゲートレーベやピノ・ノワールといった赤ワイン品種にも挑戦。とりわけピノ・ノワールは、世界的にみても適地の限られる気むずかしい品種。それだけにグランポレールの醸造チームも気合が入るようだ。
やや甘口に仕上げた2014年の「ケルナー遅摘み」は、昨年の日本ワインコンクールにおいて、金賞、部門最高賞、コストパフォーマンス賞の三冠を達成した秀逸なワインである。

長野

近くに千曲川が流れる北信地区には、サッポロが75年に開園した「古里(ふるさと)ぶどう園」がある。夏季の最高気温が低く、降水量の少ないこの土地は、欧州系のブドウ栽培に最適な土地。独自のレインプロテクションや排水設備によって、水はけをさらに改善した。
とくに生育期間にじっくり時間をとるカベルネ・ソーヴィニヨンや、フレッシュな酸味を必要とするシャルドネに適し、またリースリングからは希少な貴腐ワインも造られる。この甘口ワインは、昨年、ロンドンで行われたインターナショナルワイン&スピリッツコンペティションで銀賞に輝いた。

山梨

日本ワインの発祥地である山梨県。なんといっても日本固有のブドウ品種、甲州を抜きには語れない。グランポレール でもやや甘口から辛口、それにスパークリングや樽発酵までさまざまなスタイルのワインを甲州から造っている。
長期間熟成させた、99 年の甲州〈モンイストワール〉は今年、女性だけが審査するワイン品評会のサクラアワードで、ダブルゴールドを受賞。甲州の熟成ポテンシャルを見せつけた。
一方、チーフワインメーカーの工藤さんがご執心な品種が、赤ワイン用の甲斐ノワール。心地よい渋みとピュアな酸味が特徴のワインに仕上がっている。

岡山

瀬戸内特有の温暖な気候により、日本有数の果樹栽培地として知られる岡山。長野や山梨とはまた違ったキャラクターのワインを醸造。ラインナップに華を添える。
その筆頭がマスカット・オブ・アレキサンドリアから造られる〈薫るブラン〉。岡山を代表する高級ブドウのマスカット・オブ・アレキサンドリアを、贅沢に用いたほんのり甘口の白ワイン。この品種の大きな特徴である、上品で華やかな香りがピークとなる時期を見計らって収穫。酸味と甘みのバランスのとれたワインに仕上げている。
また岡山ではマスカットベーリーAを樽熟成させた赤ワインも醸造。日本のなに気ない食卓にぴったりのワインだ。

グランポレールを飲みに行こう

グランポレール安曇野池田・長野古里ぶどう園のワインを味わえる、テイスティング&マリアージュイベントを開催します。
イベントの詳細及びお申込みは、こちらから
http://www.sp-mall.jp/shop/e/eS4gpti/

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