ボルドーの若手生産者、築地をいく。

アナイスとダヴィッドの、マリアージュを求めてブラワイン

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お馴染みの生ガキ発見!

アナ あ、フランス人にも馴染みがある生ガキ発見! ボルドーの町からもほど近い大西洋沿いのアルカッション湾は、特にカキの産地として有名だから。

ダヴ これはもう合わせるワインがすぐ決まる。

アナ ボルドーで生ガキといえば、辛口の白ワインを持ってくるのが伝統。ミルキーで塩気とヨードの要素たっぷりな生ガキには、キリッとした酸の白を。ソーヴィニヨン・ブランのグレープフルーツやツゲの樹のような香りが加わった白だとなおよし。生ガキについては、日本でもぜひボルドー流に楽しんでほしい。

ダヴ ソーヴィニヨン・ブランのワインは今や世界中で造られていて、エリアごとに主張は違う。ボルドーの場合、ちょっと冷涼な気候を感じさせるのが特徴。他の品種もブレンドして、味わいに幅と膨らみをもたせているから、合う料理の幅は割と広いんだよね。

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シャトー・ペレール・ペルポンシエール(AOCアントル・ドゥ・メール)

栄養価の高さとまろやかな口触りで、海のミルクと評されるカキ。そのリッチな味わいを引き立たせつつ、生臭みを抑えるには、「白い花やリッチなナッツが香り、酸の力強いアントル・ドゥ・メール産の辛口白が最適」(ダヴィッドさん)

アナ ちょっとダヴィッド、フラン人に馴染みのある食材をまたまた発見したわ。

ダヴ え、これってウナギ? あのウナギが串焼きになっている。

アナ ボルドーではウナギを赤ワインで煮るけど、調理法がぜんぜん違う。糖分が凝縮してキャラメリゼされた甘いタレがついていて、赤ワインが進む味わいよ。

ダヴ う〜ん、山椒をかけるとソーテルヌにも合いそう。だって、ソーテルヌには山椒に似た爽やかな香りが……。

アナ ま〜たソーテルヌの話に持っていこうとして! ダメ、ウナギはあげない。これは赤ワインと合わせたいの。

ダヴ 築地のあちこちで売られているメンチカツと合わせればいいじゃないか。

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牛肉メンチカツ。マグロも見た目は同じです。

アナ メンチカツ、ねぇ。あっちの店で売ってたのが牛肉メンチカツで、こっちはマグロか。なら両方買って食べ比べよう。

ダヴ あ、両方行っちゃう?

アナ こうなったら徹底検証よ。牛肉メンチは脂が多くてとてもジューシー。マグロメンチの方がクリスピーで、しかもあんまり魚っぽさを感じない。

ダヴ 旨味たっぷりのメンチカツと重厚な赤ワインのカップルで決まりかな。

アナ そんなシンプルな話じゃないのよ。収穫年で味わいが大きく異なるのは知ってるでしょう。オイリーでパワフルな肉料理には、酸やタンニンに主張のある赤ワインをぶつけたい。だから牛肉メンチには、若くてまだ青い香りの残るタイプの赤を。10年近く寝かせたら、今度は軽やかな味わいのマグロメンチとよく合う。もし長期熟成させた赤に牛肉を合わせたいなら、シンプルなステーキのほうがオススメ。個人的に、ウナギはやはりシャトー・ラフォン・ロシェね。2010年や14年産がシックリくるかな。20年寝かせてからでも合いそう。

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シャトー・ラフォン・ロシェ(AOCサン・テステフ)

「スムーズな舌触りのウナギは、甘いタレがアクセントになりつつ上品。溌剌としたワカメのシャトー・ラフォン・ロシェと合わせたい」(アナスイさん)。カベルネ・ソーヴィニヨン由来の長い余韻に、とろみがあるウナギのタレの余韻とがピッタリ。

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