ワインジャーナリズムのパイオニア大いに語る

スパリブの考察 第17回 『ヴィノテーク』創始者 有坂芙美子さん登場!!

第17回に登場するはワインジャーナリストの有坂芙美子さんです。有坂さんは日本で初めてのワイン雑誌『ヴィノテーク』の創業者にして、日本を代表するワインジャーナリストです。ワインスクール、『アカデミー・デュ・ヴァン』での講師をはじめ国内外多数のワイン・コンクールで審査員も務めてこられました。ワインジャーナリズムがなかった時代のご苦労などいろいろなお話がうかがえました。
有坂芙美子と犬房春彦

犬房春彦 meets 有坂芙美子

ーー犬房先生はかなり以前から有坂さんをご存じなのですよね?

犬房 私がワインを飲み始めた1980年頃にはワイン雑誌はヴィノテークしかありませんでした。そして、1984年頃にヴィノテークに読者の訪問歓迎と書いてあったので、ヴィノテーク編集部に行きまして有坂さんとお目にかかったのです。

有坂 そうでしたね。その後何度か一緒にワインを飲む機会もありましたが、その後長くお目にかからなかったのですが10年数年前にとあるワイン会で再会しましたね。

ーーでは30年以上前からのお知り合いですか。有坂さん、なぜワインジャーナリストになられたのか教えて下さい。

有坂 私、最初に博報堂に勤めまして、コピーライターをしていたんですよ。ラジオの番組ではタバコのCMの「タバコが美味しいとき」というCMを毎日3ヶ月も続けたことがあって、結構うけたんですよ。

犬房 そのCM聴いたことがあるかもしれません。

有坂 博報堂での仕事で、文章を書くことが鍛えられたんですね。そして、その後はコマーシャルソングの仕事をやっていました。いずみたくさんの事務所で4年ぐらい音楽監督をしていました。私は先天的に音楽が大好きなので、小学校の時には朝早く起きて学校のピアノを借りてお稽古したりしていました。

犬房 なぜワイン雑誌をはじめようと思われたのですか?

有坂 そりゃもちろんワインが大好きだったからですよ。

ところが当時はワインの情報が全くなくて困ったんですね。ワインってそれぞれにストーリーがあるのに、どこにも情報が無い。ワインのインポーターですらワインの説明が出来ないなんて時代です。ちょうどその頃にこれまたワイン好きな吉田節子さんと出逢って、飲んでいたら盛り上がってワイン雑誌を作ろうと言うことになったのですよ。大体私は気まぐれな性格なので、編集者としてプロフェッショナルな吉田さんがいたから30年も続く雑誌が作れたのですね。私の役割は原稿書いて、スポンサー周りでした。

ーー創業の資金はどうされましたか?

有坂 主人がいろいろなところからかき集めて何とか。でも、本当に大変なのはワイン業界が男社会だったこと。女性だからすごく差別されて、ワインのインポーターに話を聞きに行くと「さよなら」って感じで追い出されたりしましたよ。なんで女が酒なの?って感じで見られてましたね。

犬房 大変でしたね。ヴィノテークの現役時代に最高だったことと、最低だったことを教えて下さい。

有坂 最高に楽しかったのはロマネ・コンティのドメーヌに呼ばれてテイスティングをさせてもらったことでしょうね。マダム・ルロワがいた時代です。最低なのは資金繰りでしたね。

有坂芙美子

WINE-WHAT!?って攻撃的な名前。ワインとはなんぞや?と本質を問いかけてるでしょう?

ロマネ・コンティ meets みりん

犬房 私もビレーヌ社長に呼ばれて2001年にロマネ・コンティに行きました。古いロマネ・コンティやル・モンラッシェも開けて下さいました。今は引退されたセラーマスターのノブレさんがずっと案内して下さって。

有坂 ノブレさん、懐かしいですね。私はル・モンラッシェの畑にも行きましたが、ロマネ・コンティは3-4列の畝しか持ってないのでたった3000本ぐらいしか出来ませんよ。あなたそれは最高のおもてなしで、ラッキーね。私は畑で働いている方にインタビューもしましたよ。

犬房 本当に私は運が良いと思ってます。それでビレーヌさんに日本から岐阜白扇酒造の3年味醂をお土産として持って行きました。そして、ビレーヌさんには「これは日本のシャトー・イケムだ」と説明して渡したんですね。

ーーロマネ・コンティの社長に味醂をお土産?その3年味醂って、岡昌治さんにブラインドで飲ませた味醂ですね?

有坂 私も犬房先生に白扇酒造に連れて行ってもらって味醂堪能しましたよ。素晴らしいもので、現在ヴィノテークを運営している田崎真也日本ソムリエ協会会長は、ご自身のソムリエスクールで生徒さんにやはりブラインドで3年味醂を飲ませてるそうです。

犬房 まあ、ある意味私なりの冗談なんですが、ビレーヌさんにワイン持って行っても仕方ないでしょう?

ワインは楽しめば良いのよ

有坂 ところで、犬房先生。先生が作ったスパリブすごい効き目なんだけど世間には受け入れられているの?

犬房 おかげさまで、すでに三百万回分(1回に3粒飲むと換算して)実売しているようです。本当にありがたいことで、三百万人が飲んだのではなくてコアな愛用者の方10万人が何度も飲んでいただいているようです。

有坂 あなたすごいわね?外科医辞めてから研究したんでしょ?アルコールの健康被害も抑えるって素晴らしいよね。

犬房 ありがとうございます。外科医の代わりはいくらでもいますが、今行っている研究ができるのは私しかいないと思っているのですね。その研究がスパリブや抗酸化配合剤のTwendee Xとして成果がでてきています。Twendee Xは認知症の予防、花粉症対策、難治性ニキビ対策などに使われていて多くの方の健康に寄与できていると自負しています。

犬房春彦

有坂 あら本当にいろんな病気に効くのね。すばらしいわ。私フランスとかでワインコンクールの審査員してきたけど審査員の方がドクターばっかりなんですね。ワインテイスティングに招かれる方もドクターばっかり。そして、なんでこんなにドクターはワインばっかり飲むの?と訊いたらワイン畑やセラーに連れて行ってくれるんですね。やはり物覚えが良いから、ワインの名前やストーリーなんかすぐに覚えちゃうのかもしれませんね。

犬房 私も昔は頑張って覚えようとしていましたが、時間がなかなかとれませんね。

有坂 プロになるわけじゃ無いから、それでいいのよ。ワインは楽しめば良いの。WINEがWHAT(何?)と言う質問の回答はこれ。ワインは楽しめば良いのよ。

ーー有坂さん、最近はどのようなワインの仕事をしているのですか?

有坂 私が主催のワイン会を定期的に開いていますし、いろいろなワイン会に出たり、気ままにおひとりさまで海外のワイナリーに出かけたりしています。

犬房 悠々自適なワインライフですね。健康面はいかがですか?

有坂 私の健康法は、病院に行かないこと。もうじき老人ホームとかに入るような年だけど、毎日歩いて足腰鍛えていますから。

犬房 ワインを飲み過ぎたときはスパリブを活用して下さい。

有坂 そうね、お世話になるわ。

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