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食欲の秋に飲みたいワイン57本(前編)

読者テイスターによる3,000円以下バリュー・ワイン・コンクール 2019 秋

ひとりでうきうき 金賞 〜GOLD AWARD〜

01

ヴィーニャ・コノスル
コノスル メルロー 20バレル リミテッド・エディション
2015[赤]

●生産国/地域:チリ/カチャポアルヴァレー
●品種:メルロー90%、シラー5%、カべルネ・ソーヴィニヨン5%
●輸入元:スマイル 
●希望小売価格:2,800円

稲生 カシス、ブラックベリー、ブラックペッパー、ハーブが香る。余韻は中程度。じっくり腰を据えて考え事をしながら楽しみたい。 
澤田 はちみつのような甘みと酸味のバランスがGOOD。食事を終えた後の1 杯にしても。
 「実りの秋、収穫の秋」の豊かさを感じる香り。果実のソースを使った肉料理と一緒に。

自転車マークでおなじみのコノスル。ブドウ畑を移動するスタッフが自転車を使用するのは、二酸化炭素排出量削減を含めて環境へ配慮しているから。実際、畑のオーガニック認証のほかサスティナビリティ関連の認定も多々取得している。「20バレル」は、1996年にプレミアムワインを20樽だけ造ったことに由来。

02

エスクヴァレー
メルロー カベルネ・ソーヴィニヨン マルベック
2016[赤]

●生産国/地域:ニュージーランド/ホークス・ベイ
●品種:メルロー44%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%、マルベック22%、カベルネ・フラン4%
●輸入元:木下インターナショナル
●希望小売価格:2,700円

小谷野 ライトアップされた紅葉を見ながらのディナー時に。さわやかなベリー系が香る。 
太田 シダ、ユーカリのようなハーブ香も。 
 口に含むとアルコール感、コクをしっかり感じる。チェリーのタルトやアイスと一緒に。 
 煮たいちご、新鮮ないちじくが香る。澄んだ秋空の夕陽を見て飲み、至福のひとときを。

ワイン造りの指揮をとるのは、ニュージーランド最優秀ワインメーカーに選ばれたゴードン・ラッセル。ブドウはボルドー系品種に適したホークス・ベイの小区画から収穫し、醸造時には、重労働の櫂つきを手作業で行う、コンクリート製の開放桶で醸造するなどクラシックな手法が随所に。フレンチオークで12カ熟成。

03

ユーロヴァン
ファンタジー・カベルネ・ソーヴィニヨン
2018[赤]

●生産国/地域:フランス/IGPペイドック
●品種:カベルネ・ソーヴィニヨン100%
●輸入元:アンフィニー
●希望小売価格:1,100円

 まとまりのあるベリーの香りを嗅いだだけで、どんな味かワクワク。『ボヘミアン・ラプソディー』を観ながらゆっくりするときに。 
稲生 タバコ系のスモーキーな香りに控えめなバニラのエッセンスも。深夜、夏休みの写真の整理をして夏の余韻に浸りながら飲みたい。
 コーヒー、樽、甘いモカのような香り。栗本来の甘みや渋みを生かしたモンブランと。

蝶々の舞う畑は、自然豊かな環境の証拠。その蝶々をラベルに施したこのワインは、品種別に展開するシリーズのひとつ。南仏の地中海性気候と多様な土壌が入り組んだ畑の個性を素直に味わいへ投影。海外展開をふまえ、コストパフォーマンスに重点を置いて仕上げられている。

04

VSPT
コセチャ レゼルバ シャルドネ
2018[白]

●生産国/地域:チリ/カサブランカ/ヴァレー 
●品種:シャルドネ100%
●輸入元:リードオフジャパン
●参考価格:1,350円

小谷野 口に入れた瞬間に厚みのある酸を感じる。脂分の多い魚や牡蠣と相性がよさそう。 
宮本 フレッシュなハーブの風味がさわやか。パプリカのサラダ、シュリンプカクテルと。
太田 熟した桃、赤いりんごが香る。味わいには広がりがあり、後半に旨味を伴った苦みが。
 バニラやバターなど穏やかな樽の香りが印象的。香りに合わせるなら、鮭のムニエル。

スペイン語で「収穫」を意味するコセチャ。産地のカサブランカ・ヴァレーは冷涼で、シャルドネやソーヴィニヨン・ブランなど白の名産地。今まではチリ産の赤ワイン人気に隠れ気味だったが、チリの白ワインに将来性を見出した人々が押し寄せ、人気急上昇中だ。

05

ヴィーニャ・コノスル
コノスル シラー 20バレル リミテッド・エディション
2017[赤]

●生産国/地域:チリ/リマリ・ヴァレー 
●品種:シラー100%
●輸入元:スマイル
●希望小売価格:2,800円

宮本 コンフィチュールのダークチェリー、リコリス、カカオ、オレガノが豊かに香る。
 スパイシーさにテンションUP。ベリー系のほんのりとした甘さあり。バスタイムに。
 スパイス香が豊かなので、ケバブ料理と。
小谷野 熟成感あり。ひとりでロックやゴスペル系ライブのブルーレイを観ながら飲みたい。

1993年創業のコノスルは、新世界のなかでも新興ワイナリーであることの意義を自由性に求め、革新的な技術や哲学を取り入れてきた。南米で初めてISO認証を取得、いち早くチリのピノ・ノワールの可能性を探り、プレミアムな「20バレル」シリーズに冷涼なエリアのシラーを使用するなど、時代の先を読む力も卓越。

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